読むだけでママが笑顔に「ままサプリ」連載 第38回 家族の役割
3年前、講座に向かう
上海の地下鉄で
「私、お父さん大好きだったんだ~」と大泣きしました。
中国人もビックリです 笑
63歳で亡くなった父。
脳伷塞から最後認知が出ていた父を老人ホームに入れたのは私です。
泣き崩れる母の代わりに
葬儀を取り仕切りました
いつも冷静に、
母のために、
淡々と、しっかり者の長女を演じました
ほんとは一番泣きたかった。
どんな家族でも
家族の中に演じている
役割があります。
役割は家族という小さな組織の中で繰り返される。
父は、仕事のストレスをお酒やタバコ、ゴルフで発散さ
せるしかなかった
母はあのとき、私に愚痴をいうことが必要だった。
そして私は母を助けるために父を攻撃し続けた。
我が家はいたって普通の家族でした。
誰が悪いわけでもありません。
どんな家族でも人は無意識に家族のバランスをとるた
め役割を演じているものです。
大人の満たされない心のはけ口となるのは、いつも弱い子供だったりします。
お父さんにお母さんが叱られないよう言いつけを守る
子供。
お父さんとお母さんが仲良くできるよう道化者になる
子供。
お父さんとお母さんの関心を引きたくて問題行動を起
こす子供。
経験値の少ない子供は、一生懸命考えます。
「どうしたら家族が幸せに暮らせるのか?」
一番安心できる家族の中で、役割を演じ続ける子供は
自分の気持ちを殺すようになる。
本当の自分が分からなくなる。
うまくいっているうちはいいのですが、押さえつけられ
た心が悲鳴をあげ、やがて不登校や、家出、家庭内労力などの、問題が起こるようになります。
家族病理といいます。
その役割が子供の権利を奪うものであるならば、本来の子供として生きられないものであるならば、繰り返されるパターンを切ってあげる必要があります
お父さんに怒られないようお母さんが気を遣っている家庭は、お母さんが強くなり、子供の代わりにお父さんに言い返してあげる。
夫婦仲が悪く、子供が道化者を装っているときは、家族で本音を話し合う。
関心をひきたくて問題行動を起こす子供には、関心を注いであげる。
今とは正反対のことをすることでチェーンは切れます。そのチェーンを切ってあげるのはあなたです。
家族の中で望まない役割を演じている人はいませんか?
それに気づくと、
深い愛に包まれます。
Kyou氏 プロフィール
海外で3兄弟を育てる中、人を育てる一大事業に頼れるものが何もないことに疑問を持つ。現在上海ママたちに心理学、統計学、コーチングなどを基にした「ままサプリ」展開中。香港にて講座開催中♪
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