パシフィック・プレイス アートインスタレーション開催 - 映画・音楽・芸術・アート投稿

パシフィック･プレイスでは、スワイヤ・プロパティーズの協賛により、香港芸術月間の催事の一環として、ドイツ人メディアアーティストのジュリアス･ポップ氏による大掛かりなインスタレーション作品、「BIT.FALL」を公開中。

同作品は科学と技術を融合させたマルチメディア作品の先駆けで、9m以上もある大型コンテナの中で、水滴の組み合わせによって言葉が1つ1つ生まれる様子をアートにした作品。作品は2つの循環、つまり水の循環と情報の循環をテーマに、リアルタイムでインターネットに接続した統計アルゴリズムを利用して、異なるニュースフィードチャンネルから人気のある言葉をピックアップし、水のカーテンとなった何百という水滴によって、単語として表示される仕組みになっている。水滴でできた言葉は次から次へと生まれるが、読み取れるのはほんの一瞬で瞬く間に消えてしまう。作品のタイトルにもあるデジタル情報の最小単位「bi（t ビット）」は、情報の一次性やそれが伝わる速さ、存在の儚さを表現している。

2012年のロンドンオリンピックをはじめ、ニューヨーク近代美術館（MoMA）といった一流の国際施設に出展され、広く国際的に高い評価を得ている今作を無料で公開することによって、世界に誇る芸術が期間中、市民に身近なものとなる。

香港のアート･バーゼルのスポンサーとなって5年目の今年、スワイヤ・プロパティーズはその他にも数多く市民がアート作品に触れる機会を提供する予定だ。詳しくは、ウェブサイト、arts.swireproperties.comを参照のこと。

BIT. FALL
場所：88 Queensway, Hong Kong
開催日：～4月6日