芸術家ダニエル・アーシャムの展覧会「Galerie Perrotin」がセントラル開催
9月中旬から1ヵ月間、アメリカの芸術家ダニエル・アーシャムによる展覧会が開かれる。将来発掘されるかのような、朽ちて崩れてしまった風貌の人間やその体のパーツの数々・・・。彼の独特なこのスタイルは以前に開いた2回のソロ展覧会から既に始まっており、その当時からのコンセプトというのが、「フィクションの考古学」。これは彼がイースター島に旅行した時に考古学者の発掘作業現場を観察していた際に思いついたのだという。
彼曰く、考古学者はもっともらしい証拠を発掘した後はそこからストーリーを勝手に作り出しているに過ぎないのかもしれない、とのこと。ならば考古学もその点で言うとフィクションと言えるのではないだろうかと彼は思ったようだ。そこから自分の芸術作品に考古学のフィクション的な部分を吹き込むように心がけ、自分の作品を見に来てくれた人に、将来発掘されるかのような作品を見ることで、あたかも未来人になったかのような気分になって欲しいと述べている。
芸術はよく分からないから自分には難しそうだと敬遠してきた人も、彼の作品を見たら考え方も変わるかも?!
Galerie Perrotin
期間:10月10日まで
時間:火~土 11:00~19:00
住所:17/F., 50 Connaught Rd., Central
電話:(852)3758-2180
ファクス:(852)3758-2186
メール:hongkong@perrotin.com