読むだけでママが笑顔に「ままサプリ」連載 第15回 子供のレールに乗っていませんか?

2017/02/07

子供日本に暮らす長男が逆帰省していました。
1人で暮らすようになってはや3年。
初めの頃は帰省のたび、日本に帰るときには涙して
いましたが、最近はお互い笑ってさよならを言えるようになりました。

完全に親離れした彼を取り巻く世界を私はほとんど知りません。
どんな友人に囲まれ、どんな先生で、どんな生活を送っているのか
全くの謎に包まれています 笑

保護者会のたび先生から聞く長男はもはや未知の生物です笑
「遅刻が38回です。あと2回で留年です。」
「卒論2万文字書かないといけないところ、あと3日で締め切りなのに
まだ2千文字しか書けていません。」

ビックリ!!!です。

でも大きく道を逸れることが嫌いな彼。
留年は彼のプライドが許さないはず。
いつもギリギリまで動かないから今回もそうなのだろう。
と思いました。

心配そうな先生を前に
「大丈夫だと思います!!」と自信を持って答えるバカ母です^^

結果3日で見事2万文字を5千文字も超えた大作の卒論を書き上げました。

親が子供の生活習慣や勉強態度に介入できるのは9つくらいまで。
それ以降は、自我が芽生え介入が難しくなります。
この時期までに自分で考え、自分を律し、行動できる子供に
自立しているべきだとも言えます。

私がこんな問題児に対して「大丈夫」だと思えたのは、
彼をコントロールしようとし、戦い、話し合い、
お互いに理解しようとしてきた歴史があったから。

久々自宅に帰ってきた長男が言います。
「お母さん同士のチャットグループがあって、
〇〇くんが金髪にしたとか、〇〇ちゃんが学校に呼び出しされたとか
みんなで共有しあってるらしい。
高校生にもなってナンセンスだと思う。
オカンがそのグループに入ってなくて本当に良かった。」

いや~。中国でLINEが通じないだけですけどね・・笑

親だから、子供のことを全て知っている必要はないと思います。

家族それぞれが自分のレールを進み、またターミナルで会えばいい。
それぞれの旅程を語ればいい。
その方が人生は何倍も豊かになると思うのです。

Kyou氏 プロフィール

Kyou氏

海外で3兄弟を育てる中、人を育てる一大事業に頼れるものが何もないことに疑問を持つ。1998年に「社会福祉士」を取得し、現在は上海ママたちに心理学、統計学、コーチングなどを基にした「ままサプリ」を展開中。

ブログ:上海で子育てコーチング~きょうのあしあと~http://s.ameblo.jp/kyon3boys
ネットラジオ:子育て相談「ままサプリ」:http://livaia.com/ja/category/mama_supplement/

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