第21回「ifva」メディアアート部門作品展、香港芸術中心(ワンチャイ)で開催

2016/02/29

「ifva (Incubator for film & visual media in asia)」といえば、1995年に香港芸術中心によって設立されたアジアの若手芸術家の育成を目的としたプラットフォームだ。「ifva」はショートムービー及びショートアニメのコンテストや展示会を開催するだけでなく、「芸術家の養成」と「全民参加」の2つを標榜し、香港エキスポでもイベントを主催するなど、芸術界における重要な役割を担っている。現在香港芸術中心では第21回IFVA メディアアート部門ファイナルに残った10作品を展示中。

また、「ifva」と深いつながりのある「CINEMA2.0」は、映画の将来の可能性を主題とした2011年から続く展示会だ。今年の「CINEMA2.0」は「監視」をテーマとしており、映画というものが表現方法であると同時にいかに監視のための媒体となりうるかを探る。ifvaの入賞作品と並行して、ジュリアン・オリバー(ニュージランド/ドイツ)、アダム・ハーベイ(アメリカ)などの世界的に活躍する若手芸術家の作品が並ぶ。

街に溢れる監視カメラ、携帯電話のGPS、フェイスブックの顔認証システムなど至るところで私たちは監視にさらされており、その技術は一般人には到底理解できない。しかし技術の進歩が著しいのは映画でも同じこと。一見無関係に見える「映画」と「監視」がどうつながるのか、その答えを探しに是非展示会に足を運んでほしい。

CINEMA 2.0 Surviving the Glass SystemSurviving the Glass System
第21回ifva メディアアート部門ファイナリスト作品展
場所:香港芸術中心(2 Harbour Rd., Wan Chai)
電話:(852)2580-0200
日時:3月12日まで 12:00~20:00
料金: 無料
ウェブ: http://www.hkac.org.hk/en/calendar.php?t=u&p=1&id=1911

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