カフェ「Blue Bottle Coffee」@中環【マリリンのぶらグル巡り Vol.139】
マリリン
話題のお店を中心にローカル店など数多くのお店を食べ歩きながら、
趣味のヨガやハイキングも楽しむ香港在住歴11年の日本人女性ライター。
コーヒー好き必見!
革命的なおいしさで世界を虜にするブルーボトルが待望の香港初上陸。
コーヒー界の”Apple”とも呼ばれているアメリカで大人気のコーヒーショップ「Blue Bottle Coffee」。出資者にはGoogleやTwitterの創業者がいるというサンフランシスコ発のコーヒーチェーンだ。現在では日本でも展開しており多くの人に愛されている話題のコーヒー店。そんな同店が待望の香港店を中環(セントラル)にオープンした。
オープン当初は美味しいコーヒーのために長蛇の列ができ、なんと2時間待ちという日もあったという。現在でも待ち時間を覚悟した上で足を運ぼう。同店はクラリネット奏者だったジェームス・フリーマン(James Freeman)氏がその道を諦めた時に、彼のもう一つの情熱であるコーヒーを究めようと決心したことがはじまり。本当に美味しいコーヒーを作ろうと2002年8月に自宅のガレージで始めたのがブルーボトルコーヒーだ。日本の純喫茶に魅せられ、モデルにしたという当店のコンセプトは「個人の香りがするコーヒー」で、1カップずつ丁寧に淹れるのが特徴、その芳醇な香りや味は他のコーヒーチェーンとは違う味わいを楽しむ事ができる。
また、オーナーが自身で買い付けに行き、厳選したオーガニック・フェアトレードの豆を厳選して自家焙煎。店のターゲットフレーバーにて焙煎し、焙煎後48時間以内のものしか提供しないという徹底ぶり。さらにコーヒーを提供する時、豆が一番美味しい状態になるまで寝かせてから提供している。豆の種類にもよるがエスプレッソの場合は焙煎してから5日後、ブレンドしないシングルオリジンのコーヒー豆をハンドドリップでいれる場合、6日後から8日後が一番美味しいそうだ。48時間以内の豆だけを販売しているのは、コーヒーが少しずつ美味しくなる過程を楽しんで欲しいためとの事だ。
妥協は一切せず、尊敬する農家の方達が育てた、本当に美味しい愛情のこもったコーヒーのみを提供している。他のフランチャイズコーヒーの味に慣れていた人にはきっと新しい味に出会うことができるだろう。
メニューには、種類豊富なエスプレッソを基本にしたメニューをはじめ、水出しコーヒー、ニューオーリンズ・アイスコーヒーなどの他にもお茶系メニューが陳列。軽食にはペイストリーやワッフル、アボカドトーストなども。
丁寧に淹れたコーヒーを独り占めして、たまには時間を忘れて美味しいコーヒーで贅沢してみるのもいいのでは。
Blue Bottle Coffee
住所:G/F. and 1/F., 38-42 Lyndhurst Terrace, Central
時間:8:00~17:00
ウェブ:bluebottlecoffee.com