マリリンのぶらグル巡り Vol.75
スウェーデンにある有名な新北欧料理店、
「The Flying Elk」香港店が新メニューを発表
ここ数年で美食家をはじめ、世界で注目を集めているスウェーデンやデンマークなどの北欧料理を進化させた「ニュー・ノルディック・キュイジーヌ(新北欧料理)」。地元食材を使用しており、ユニークなアイディアと北欧の美しい大自然の魅力を引き出した料理が特徴。「世界の一流シェフが最も注目しているランキング」で英国料理専門雑誌が主催する「世界ベストレストラン50」には数多くのレストランが名を連ねている。昨年8月、中環(セントラル)にアジア初の新北欧料理店「The Flying Elk」をオープンした。今回、同店はオーナーシェフのBjörn Frantzén氏を迎えて新年を祝う新メニューを発表した。
同店では、北欧とアジアの食材および調理方法を融合してアジアのエッセンスを取り入れた香港でしか味わえないメニュー、同シェフのおすすめメニューまで多彩な料理を楽しむことができる。香港の地元食材も積極的に活かしたユニークなアイディアと北欧料理のプレゼンテーションとテイストのパフォーマンスは、北欧気分を存分に味わうことができるに違いない。メニューは小皿料理、中皿料理、そしてデザートとシンプルなメニュー構成は変わらず、ストックホルム店で人気のある小皿料理やメイン料理の数々を新メニューとして追加している。
それでは同店の料理を紹介していこう。まずはフォアグラと鶏のレバーをオニオン、チャツネ、マッシュルームと合わせたブリオッシュパフェ「Foie Gras and Chicken Liver Parfait」は、リッチで濃厚な組み合わせが食欲をそそる。子牛肉のグリルにバターソースのブルー・ノワゼット、赤ワイン、アンチョビを合わせて、サイドにはクリスピーポテトのコンフィットとサラダを添えてモダンにアップグレードさせた「Veal Schnitzel “Björn Frantzén”」はストックホルム店で不動の人気メニューだ。ヨーロッパ料理で欠かさせない存在のフィッシュ&チップスは細身のフライドポテトを合わせて、カレー風味のフランス総菜のラムフレーズ、ピクルズ、そしてグリルレモンを添えた「The Fish & Chips “TFE”」。その他にもフライパンで焼いた雄牛のリブ肉にフォアグラ、グリーンビーンズ、オニオングラタン、トリュフを添えてボルドレースソースをかけた「Ox Ribs Rossini」は、赤ワインと一緒に味わいたい一品。食事の締めくくりには、ショウガとバタースコッチが効いた大人の甘さが魅力のデザート「Sticky Toffee Pudding」を味わってみてほしい。
The Flying Elk
住所:2/F., 32 Wyndham St., Central
電話:(852)2565-6788
時間:月~土 17:30~22:30
ウェブ:www.theflyingelk.hk