「キヌアの地中海風パエリア」キレイをつくるレシピ

2015/10/27

皆さんこんにちは。フードコーディネーターの川島です。
美容を絡めた日本のトレンドを基に、「キレイをつくる」レシピを皆さまにお届けしていきます。
メイクや服装で見た目を変えることはできますが、本当のキレイは身体の中から。
これから紹介していくレシピを日々の生活に取り入れて、心も体も美しくなりましょう!

美味しくキレイを手に入れよう
~キヌアレシピ

前回ご紹介したチアシードのように、粒々が可愛らしいキヌア。
アンデス地域では古くから〈穀物の母〉などと言われ主食として食され、その秀でた栄養面のほか、扱いやすさなどの利便性をNASAが理想の穀物として評価し話題となり、「21世紀の主要食」として日本でも徐々に注目されつつあります。
穀物(イネ科)のようにも見えますがほうれん草と同じアカザ科に属し、「擬穀類」という分類の雑穀の一種として扱われています。
その栄養成分はとても豊かで、ビタミンB群や、カルシウムや鉄などのミネラル分も豊富で、食事で取り入れた方がよいアミノ酸の9種類を含み、オレイン酸などの不飽和脂肪酸の良質な脂質も豊富で、タンパク質は白米の約2倍・食物繊維は約8倍と言われています。
それに加えグルテンフリーのため、グルテンアレルギーの方でも安心して食べることができ、女性ホルモンと似た働きをするフィトエストロゲンという成分を含んでいることから、ホルモンバランスを崩しがちな現代女性の強い味方ともいえますね。
ちなみに食べ方としては、雑穀のように白米にブレンドして召し上がって頂くのが無理なく取り入れられるのでオススメです。私も普段から気分やお料理によって、白米または玄米をベースに、雑穀やキヌアを毎回ブレンドして、味や見た目に変化を楽しんでいます。…とはいえ、それではレシピのご紹介としてはあまりにもお粗末ですので(笑)、今回はキヌアだけでも美味しく頂ける、フライパンで簡単に作れる地中海風パエリアのレシピをご紹介します。
そのぷちぷちが、クセになる美味しさです。ぜひ試してみてくださいね。

キヌアの地中海風パエリア<キヌアの地中海風パエリア>
●海老 6尾
●あさり(砂抜きしておく)  300g
●アスパラガス(斜め切り) 2本
●白ワイン  100cc
●サフラン ひとつまみ
●にんにく(みじん切り) 1片
●玉ねぎ(粗みじん切り) 1/2個
●トマト(ざく切り) 1個
● キヌア 1・1/2cup (洗いザルにあげ、水気を切っておく)
●赤ピーマン(輪切り) 1個
●塩 小さじ1前後
●こしょう 少々
●オリーブオイル 大さじ2

1. フライパンにオリーブオイル(大さじ1)を加え熱し、海老の片面を色づくまで焼き裏返し、アサリとアスパラガス、白ワインも加え、蓋をしてアサリの口が開くまで熱する。
2. 口が開いたら、煮汁と具材を分けておく。全体で300ml分になるよう煮汁にぬるま湯を加え調整しておく。サフランを加え色を出す。
あさりの半量は身を取っておく。
3. フライパンにオリーブオイル(大さじ1)・にんにくを加え香りを出し、玉ねぎを加え炒めたら、キヌアとトマトも加え木べらでトマトを潰
しながら炒める。
4. 1の水分と半量のあさり(殻なし)を加え、フタをし10分程度弱火で炊き上げる。
5. 赤ピーマンを並べ更に2分、1の海老とあさり(殻付)、アスパラガスも並べ、火を止め10分ほど蒸らす。

川島令美さん
川島 令美(かわしま れみ)プロフィール
フードコーディネーター/料理家/モデル
女優・モデル業と並行し、現在はフードコーディネーターとしてテレビドラマ、広告などのフードコーディネートやスタイリング、雑誌や書籍、WEB媒体にレシピやコラムを掲載、飲食店店舗のメニュー開発や監修、そして料理系のセミナーやイベントへの出演など幅広く活躍中。美食同源を提唱しており、日本ボディスタイリスト協会の食学科顧問を務めセミナーなども行っている。
公式HP:http://www.vivienne.co.jp/remi

こちらレシピは一例になり、過度に同じものを摂取するのはバランスの偏りとなり返ってお肌にも悪影響がありますので、それぞれの栄養素をひとつの食品に偏らず取り入れてください。
協力:日本ボディスタイリスト協会
参考文献:食品成分表、新エステティック学

Pocket
LINEで送る