SOHO(ソーホー)モダン中華「口利福」

2014/08/12

口利福(Ho Lee Fook)

モダン中華

レストランのトレンドが目まぐるしく変化するここ香港で、今ホットなのはモダン中華のレストランだ。人気レストランの数々を展開しているBlacksheep Companyも、その流行にいち早く目を付け、モダンチャイニーズ「口利福(Ho Lee Fook)」をオープンさせた。場所はソーホーの中東レストランやシーシャ・バーが立ち並ぶおしゃれなエリア。伝統的なチャイニーズの味を守りながら、モダンに工夫をこらした料理を提供している。

昔懐かしいオールドスタイルの香港式レストラン、茶餐廳(チャーチャンテン)や、1960年代のノスタルジックなニューヨークのチャイナタウンからインスピレーションを受け、デザインしたというインテリア。内装は香港のライフスタイル&デザインブランド「G.O.D」とコラボし、ローカルアーティストが手掛けた。表通りから見えるキッチンの外壁は、マージャンパイで敷き詰められたユニークなデザインで、通り過ぎる人も思わず立ち止まってしまう。店内は、ソーホーのゲイグストリートに並ぶ屋台市場の活気ある情景をイメージ。奥の壁には優雅に泳ぐドラゴンの姿がバックライトに照らされて浮かび上がり、モダンな空間でありながらも香港の雰囲気を十分に楽しめる。

台湾生まれ、カナダ育ちのエグゼクティブシェフ・ジョエットさんは、大きな中華鍋を使って、マジックのごとく新しいチャイニーズを生み出す。この店自慢の料理をご紹介しよう。「Hokkaido scallops, snow peas, pickled enoki and salmon roe(北海道産ホタテ-インゲン、えのきのピクルス、いくら乗せ)」は、伝統的な中華料理を厳選した食材を使ってアレンジしたもの。新鮮なホタテと一緒にいただく野菜やいくらの食感が楽しい。

餃子  いくら

 

「Mom’s “Mostly cabbage a little bit of pork” dumplings(お袋の味餃子)」は、ジョエット氏が子供の頃、料理好きな母親がよく作ってくれたというまさしくお袋の味。スパイシーな醤油ベースのソースがかかったモチモチの餃子が癖になる。続いておすすめしたいのが「DIY san choi bao(サンチョイバオ)」。サンチョイバオは野菜やミンチ肉をレタスで包んで食べる伝統的な中華料理だが、こちらではきゅうりのキムチ、大根の漬物、フレッシュハーブを利かせたミンチ肉を包んでいただく。中国はもちろんのこと、スリランカ、韓国、ベトナム、タイの要素を織り交ぜた見た目にも美しいヘルシーな一皿だ。

同店の店名「口利福」は、口から良い運を取り入れようという意味。美味しいものを食べてみんなでハッピーになろう。

口利福(Ho Lee Fook)

住所:G/F., 1-5 Elgin St., Central
電話:(852)2810-0860
時間:火~木・日 18:00~23:00
金・土 18:00~24:00(月曜定休)

ウェブ:http://holeefookhk.tumblr.com

※予約は6人以上から可

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