高速鉄道&港珠澳大橋特集 Part 5

2019/04/30

「港珠澳大橋」を利用して、香港・珠海を行き来する、清水さんにお話を伺った!

Mr.Shimizu_Photo

清水幹雄さん
「榊原工業(香港)有限公司」の営業・工場管理を担当。20年以上、日本と中国を行き来しながら仕事をしている。趣味は、野球とお酒。香港&広東を中心に活動している「隼japan広東香港野球倶楽部」の元監督。

 

1. どのようなお仕事をされていますか?

製造業の営業と、工場管理を行なっています。生活のベースは日本ですが、一年の半分は中国で仕事をしています。

 

 

2. 香港・珠海を行き来されていると伺いましたが、「港珠澳大橋」ができるまではどのような方法で移動をされていたのでしょうか?

工場が中山にあるので、珠海を経由して行き来しています。これまではフェリーを使って移動していました。

 

 

3. 「港珠澳大橋」ができたことで、移動が楽になりましたか?具体的にどうように変わったか教えてください。

かなり楽になりましたね!日本から香港への移動は、深夜、もしくは、早朝到着便を利用することが多いのですが、フェリーの最終は21:00。いつも香港に1泊する必要がありました。でも、「港珠澳大橋」ができたことで、バスで24時間移動することが可能になったので、時間のロスが少なくなりました。3:00~4:00に香港国際空港に到着した場合、7:00には中山の工場にいることができます。

 

 

4. 時間のロスが少なくなった分、体力的にきつくなったなど、デメリットはありますか?

特にないですよ!体力的な問題は、お酒を飲むことで解決しています(笑)

 

 

5. 今でもフェリーを利用することはあるのでしょうか? 

はい、あります。空港からだと圧倒的にバスの方が便利ですが(空港から5分でイミグレを通過できる)、都心にいる場合はフェリーの方が楽ですね。「港珠澳大橋」まで行くのに40~50分かかってしまいますから。

 

 

6. 今後、香港・澳門・広州の「グレートベイエリア」はどのように 変わっていくと予想していますか?

香港は「金融」、珠海・澳門は「観光」、中山は「農業」、深圳は「IT」…人・仕事・お金がより流れるようになって、それぞれが盛り上がっていくと思います。特に、広州に住む人たちにとってはメリットが大きいでしょうね。

ただ、香港は、これ以上人が増えると大変なことになりそうですね。香港人の皆さんからはそんな心配の声も聞こえてきます。

 

 

7. 「港珠澳大橋」を使って行けるエリアで、おすすめがありましたら教えてください。

珠海には、「長隆海洋王国(チャイムロング・オーシャン・キングダム)」という巨大な水族館や、桜の見られる公園などがありますよ。澳門では、世界遺産巡りがいいですね。

私の会社の工場がある中山は、食べ物が美味しいです。しかも、安い!香港の半額で、美味しい海鮮が食べられます。ビールは、香港の方が美味しいですけどね(笑)

 

 

8. 最後に、「港珠澳大橋」に関する豆知識などがあれば、教えてください。

夜は注意が必要!昼の時間帯は5分に1本くらいのペースで出ているバスですが、夜になると30分に1本になってしまいます。1本逃すと、30分待たなくてはいけなくなりますので、その点はご注意ください。

香港から珠海に向かうときは夜、逆は昼のバスを利用することが多いです。今後どうなっていくかはわかりませんが、今のところ、昼便は多くても7割、夜便になると数名程度の乗客数で、満席で乗れないということはありません。本当に便利で助かっています!

 

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