アジアで働く・生活する・暮らす ~マレーシア編~

2018/08/22

マレーシア・クアラルンプール在住1年目!
しゃかりき432店舗経営者として活躍中の田村洋平さん

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マレーシアで暮らすことになったきっかけ

広告代理店に就職して8年間勤務していましたが海外で働きたいと思い、30歳手前でワーホリ制度を利用してカナダに1年半在住しました。その後、カナダからワーホリ制度を利用してニュージーランドに在住しながら、そのまま飲食店を起業したいと思いましたが、飲食経営の経験がなかったため、自身のブログでその思いを発信し続けていたところ、当時タイで20店舗を経営する、「しゃかりき432」のオーナー・清水友彦さんに声をかけてもらい、6カ月間住み続けたニュージーランドを後にして、2016年12月、タイへ移り住むことになりました。
その後はタイで1年間、店舗運営および経営に携わらせていただき、2018年1月、マレーシアにて「しゃかりき432」1号店をオープンしました。

 

 

マレーシアでやっていること

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当店ではタイで出店している店舗同様、たこ焼きやお好み焼きなど、大阪のソウルフードをテーマにした料理を提供しています。当店では冷凍食品はほぼ取り扱っておらず、必ず厨房で仕込んで調理しています。

 

 

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マレーシアの良い点

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(以前住んでいた)タイに比べると比較的治安は良いです。また親日国で訪日観光客が多いことも一つの特徴です。マレーシアに住む日本人の給料は6000~8000RMぐらいが平均と聞いています(1RMが2.7円)。家賃は日本の1/3程度(しかも家具家電、プールやジム付き)、ローカルフードなら10リンギット程度でお腹いっぱいになります。日本の商品も多く販売されていて、衣・食・住に特別、困ることはありません。

 

 

マレーシアの悪い点

今年5月の政権交代で外国人労働者の就労に関して取り締まりが厳しくなり、我々の飲食業界は致命的な打撃を受けました。マレーシア人口は現地人が6割、華僑人が3割、インド系マレーシア人が1割ですが、宗教的(ムリスム)な理由でマレーシアの人たちは豚や酒を取り扱っている店舗で働くことができないため、こちらも人材確保を難しくさせている要因の一つでもあります。そのため飲食業界ではフレンドリーでサービス精神もあるミャンマーやフィリピンなどから海外人材を採用する動きがあります。

 

 

これからのマレーシアについて

今後の政権動向にもよりますが、移住したい国で上位にランクインしているマレーシアは気候も比較的良く、日本食もありますので、日本人にとっては住みやすい国であることは間違いないでしょう。またビジネスを検討している方は入念に下調べをして単独起業よりも現地でパートナーを見つけて業務提携をすることをお勧めします。

 

 

マレーシアで暮らすことを検討している人へ

個人的にはギラギラしているタイよりも落ち着いた、ゆるやかな時間が流れるマレーシアが好きです。自然が多く海に面している国なのでレジャー施設も充実していますが、東南アジアに住んでいるとどうしても日本の四季が懐かしくなることもあります。

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