アリババ、2016年の売上高229億6,000万米ドルを記録

2017/08/07

アリババグループの2016年売上高は、衣料品から食料品、電化製品にいたるまで中国人消費者がオンラインで購買する傾向が高まっていることから、当社の純利益は税金控除後の増加とクラウドコンピューティングへの投資によりアナリストの予想を覆す結果となった。

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純利益が42%減の412.3億元であったにもかかわらず、3月31日に終了した昨年度の収益は56%増の1,562億7,000万元(229.6億USドル)になった。第4四半期の売上高は第7四半期連続で385億元に増加し、純利益は3ヶ月間で85%増の98億5,000万元に達した。

サウスチャイナ・モーニングポストを所有するアリババは、Eコマース、デジタルメディア&エンターテイメント、イノベーションイニシアチブ、クラウドコンピューティングに分類される4つの主要な事業セグメントを運営している。

デジタルコンテンツ市場でテンセントやバイドゥと競争するために、アリババはデジタルメディアおよびエンターテイメント事業に多額の投資を行っている。

2016年10月、アリババの映画製作部門である「アリババ・ピクチャーズ」は、ハリウッドのSteven・Spielbergの制作会社「アンブリン・パートナーズ」に対して、中国および世界の映画制作および配信、市場映画に投資した。アリババの創業者であるJack・Ma・Yun氏は、今後3年間でハリウッド市場に500億元を投資するとも述べている。

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「近い将来、(エンターテイメント市場では)ライセンスされたコンテンツの激しい競争が起こり得るが、他プレイヤーのように我々は独自のコンテンツを開発するよう動いており、時間が経過と共にコンテンツのコストは下がるであろう」とTsai氏は述べた。

同年3月、アリババとマレーシア政府はマレーシアと中国の中小企業が相互に取引できるインターネットベースのプラットフォームであるマレーシアで最初の電子世界貿易プラットフォーム(EWTP)を共同で開始した。

同社チーフエグゼクティブのDaniel Zhang氏は「国際化は(同社の)中核戦略であり、今後5~10年間は 東南アジアで具体的な進展が見られることに対して我々としても喜んでいる」、同氏は「シンガポールのEコマースプラットフォーム『Lazada』は同社が昨年、10億ドルを投資して以来、非常によくビジネスとして成長している」とも述べた。

Zhang氏によると、人口の多い「重要な地域」であるため、国際化への第一歩として、国際化への第一歩として、同社は東南アジアに焦点を当てることにした。「中国製品はこの市場で非常に人気があります。我々は国際市場へ引き続き投資をしていきますが、道のりはまだまだ長い」と述べた。

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