総合健康診断サービス「メディポート」健康コラム:香港低山ハイク

2019/09/25

medipo

低山ハイクとはおよそ1000m未満の山を歩くこと。香港の最高峰は大帽山の957mしかありません。つまり香港ではどの山を登っても低山ハイクということになります。日本の山とはまったく異なる香港の山々は、高度はないものの斜度が厳しく、決して甘く見てはいけないということを、かつて日本の登山専門家が警告していました。気軽に歩ける香港の山ですが、熱中症対策を含めて十分に注意して楽しんで欲しいものです。これから気候も良くなってきます。家族で楽しめる簡単なコースをいくつかご紹介しましょう。ここでは詳細までは書けませんから、コースは改めて地図等で確認してください。

 

繝斐・繧ッビクトリアピーク、西高山

誰もが訪れる香港最大の観光地、ビクトリアピーク。観光客が溢れる展望台を背にして右方向。道は3方向に向かいますが、一番右の少し細い道を選んでください。ジョギングする人も多いこの道を15分ほど歩けば右手にセントラルから九龍、その先の山々が一望できます。ここは観光客も少なくとても快適です。さらに1㎞ほど進んだところにある公園の一番奥、分かりにくいのですが香港島の西の端に位置する西高山への入口です。500段ほどの階段を登るものの、思ったほど厳しくはありません。頂上からは香港島の南北を一度に見渡すことができる絶景が広がります。夕陽を見るのも良いですね。景色を楽しんだ後は同じ道を引き返すことになります。夕陽を眺めに行く場合は帰りが暗くなります。必ず懐中電灯を用意してください。

 

繝峨Λ繧エ繝ウ繧コ繝舌ャ繧ッドラゴンズバック

かつてアジアのベストハイキングコースに選ばれたことがある人気の初心者向けコースです。山頂までの登りは標高差200mほどです。初めての場合ちょっときつく感じるかもしれませんが、眼下に広がる海や半島の景色を楽しんでいるうちにあっという間に尾根に到達。コースの終点の大浪湾ビーチから石澳の街並み、そして太平洋の海原を見渡す雄大な景色に、きっと一瞬のうちに登りの疲れが吹き飛ぶことでしょう。ここからが龍の背の部分。軽いアップダウンを繰り返しますが、爽やかな風(というよりかなり強い風の日が多いのですが)に吹かれながら歩くこのコースは、まさにベストハイキングコースにふさわしいものです。出発点は地下鉄Shau Kei Wan駅から9番のダブルデッカーバスに乗って「土地湾」で降ります。バス停がコース入口です。

 

 

1ラマ島

香港のハイキングでは島を外すことはできません。中でもラマ島(南Y島)は海鮮レストランも多く、軽いハイキングと食事の両方を楽しむことができる島として有名です。ファミリーコースとして多くの人が歩くのは、島の北西部のYung Shue Wanから中部のSok Kwu Wanまでで、最後に海鮮レストランで食事するというのが定番。小さな子供と一緒でも2時間程度の初23心者向けのコースです。ハイカーというより観光客が多く歩いているので、気軽に出かけることができます。なお、アバディーンからSok Kwu Wanに向かうフェリーはちょっとレトロな感じで、潮風を楽しめる小さな船です。上記とは反対コースになりますが、いずれにしても食事には困ることはありません。

 

 

ご紹介したコースは小学校に上がる頃の子供であれば十分歩けるコースです。香港にはこのほかにもたくさんのハイキングコースが整備されていますから、簡単なところから徐々に行動範囲を広げても良いのかと思います。しかし、いくら簡単なコースであっても、基本的なハイキングの注意を守ったうえで楽しんでください。

 

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