広州の病院・クリニック特集!健康な毎日を!

2015/09/15

健康な毎日を!それぞれの専門分野からワンポイントアドバイス!

慣れない環境、広東独特の暑さ……体は思った以上に耐えているかもしれない。
うれしいことに広州にはこの地域に滞在する日本人の健康を長年見守ってきたクリニックが幾つかある。
今回は、経験豊かなクリニックの皆さんにそれぞれの専門分野から、この地域で楽しく健康に過ごすためのワンポイントアドバイスをいただいた。

エリザベス国際医療センターエリザベス国際医療センター
広州伊麗莎白国際医療中心(Guangzhou Elizabeth International Medical Center)
住所:広州市䠵湾区康王中路484号
電話:(86)400-886-9268、(86)189-2216-0952(日本語)
時間:8:30~20:00
診療科目:産科、婦人科、小児科、保胎科(流産予防)、生殖医療と不妊症、漢方医学科、体検科(健康診断)、医学美容、産後ケア、心理カウンセリング

広州エリザベス医院は、最高水準の設備とスタッフが揃う高級産婦人科病院で、海外保険での利用も取り扱っている。国際的な医療機能評価「JCI」(Joint Commission International)の基準に沿って設立された病院で、産婦人科、小児科、生殖医療、漢方、健康診断、心理カウンセリング、産後ケア、助産師などの専門的な診療科を設けている。高いクオリティーの外来診療及び入院医療サービスを提供している。また、世界最先端の医療設備を備え、国内外から多くの著名な専門家を招いている。文化背景をもつ外国籍利用者の必要にも応え、多言語による診療サービスも実施している。
広州伊麗莎白国際医療中心 Guangzhou Elizabeth International Medical Center エリザベス病院
子宮頸がんについて:子宮頸がんは女性の健康を脅かす悪性腫瘍で、近年その発症率は上昇する傾向にある。「子宮頸がんスクリーニング」は、子宮頸部疾患の早期発見、早期診断、早期治療に役立つ検査法。子宮頸がんは、早期発見すれば比較的治療しやすく、ほぼ完璧に病変を消し去ることができ、回復も早くなる。エリザベス医院では、女性の健康を守るために、「子宮頸部疾患スクリーニングセット」(宮頸疾病篩査套餐)による検診を特にお勧めしている

イーストウェストメディカルセンターイーストウェストメディカルセンター
櫻華メディカルセンター

【イーストウェストメディカルセンター】
住所:広州市天河区天河北路233号
中信広場14階1401室
電話:(86)20-3879-7605(日本語)

【櫻華メディカルセンター】
住所:広州市天河区珠江新城珠江西路8号
高徳置地広場D座5階501室
電話:(86)20-3808-2690(日本語)

イースウェストメディカルセンター(中信広場14階)と櫻華メディカルセンター(高徳置地広場D座5階)は、内科・小児科の医師が常駐し、定期健康診断や予防接種等も行う広州在住の日本人の健康をサポートする信頼と実績のプライマケアのクリニック。今回は、「デング熱」についての解説と予防法を紹介してもらう。
デング熱について。
昨年日本でも話題になったデング熱。昨年の広東省もピーク時の9月〜11月の発症数合計は44646人(広東省衛生計画生育委員会統計)で、同期間における中国全土の発症数の約97%を占めました。デング熱はネッタイシマカが媒介する感染症で、ヒト↓蚊↓ヒトの感染環を持ち、潜伏期間は刺されてから3〜14日。4つの血清型(1、2、3、4型)に分類され、1型にかかった場合、1型に対しては終生免疫を獲得するとされますが、他の血清型に対する交叉防御免疫は数ヶ月で消失し、他の型に感染することがあります。この再感染時にデング出血熱になる確率が高くなると言われています。
症状は突然の高熱、頭痛、眼痛、顔面紅潮、結膜充血を伴い、2〜7日間発熱。その後、全身の痛み、倦怠感を呈し、体幹から発疹が出現、全身に広がります。デングウイルスに対する特有の薬はありませんので、対症療法を行います。鎮痛解熱剤には禁忌のものもありますので自己判断による薬の服用は避け、医療機関での指示を仰ぐようにしてください。予防に関しては、日中に蚊に刺されない工夫が重要で、具体的には長袖服の着用、昆虫忌避薬を使用するなどです

イーストウェストメディカルセンター 櫻華メディカルセンター

ベリア国際クリニックベリア国際クリニック
貝利爾國際医療中心
(Bellaire International Clinic)
住所:広州市天河区天河北路28号時
代広場東座6階601室
電話:(86)20-3891-0511、
(86)152-1881-8992(夜間・緊急)
時間:9:00~18:00

広州のベリア国際クリニックは2010年6月に開院、外国籍の滞在者に医療サービスを24時間、年中無休で提供している。脊椎治療をメインに内科、皮膚科、婦人科、歯科があり、日本語堪能な通訳が対応する。
日本人によく見られる症状は、肩こり・腰痛など脊椎の疾患が多いとのこと。仕事で長時間座る方、ゴルフや野球などのスポーツ好きな方が多いことが関係しているようだ。
予防法は、①30分毎に体を動かす、②薄味の食事を心がけ、飲み過ぎに注意する、③適度な有酸素運動(ジョギングなど)をする。体調が良くないと感じたらすぐに医師の診察を受けよう

貝利爾國際医療中心 Bellaire International Clinic

威利斯(ウェーリス)クリニック威利斯(ウェーリス)クリニック
威利斯医療門診部(Wales International Medical Center)
住所:広州市天河区林和東路200号
電話:(86)20-3885-1376、(86)137-5188-0874(24時間)
時間:8:30~19:00

威利斯(ウェーリス)クリニックは漢方医学科を含む総合医療クリニックで、日本人に対する豊富な診療経験をもつ専門医師および日本語通訳が常駐している。
漢方医学科で受けられる治療には「カッピング療法」もある。背中やお腹などに、ガラスのカップ状容器をのせて真空にする治療法で、血液の浄化、血行の促進、血管・組織の強化、デトックス、関節や内臓の強化、神経系の調整など、体の深部にまで及ぶ極めて強力なマッサージ効果がある。カッピング治療を行うとかえって症状が悪化させる場合もあるので、専門の医師に確認してみよう

Wales International Medical Center 威利斯医療門診部

万治クリニック
万治医療服務中心(Wanzhi Medical Services Center)
住所:広州市天河区天河北路233号中信広場辦公大楼2502室
電話:(86)20-2223-0233、(86)20-3877-3123(日本語通訳常勤)

万治クリニックでは、香港および欧米で診療経験のある医師が治療にあたるので、日本人でも安心して受診できる。万治クリニック夏でも注意したいのは「感冒」だという。感冒には、風邪、インフルエンザ、喉頭炎、手足口病、プール熱、細菌性咽頭炎・扁桃腺炎などが含まれる。屋内と屋外の気温差が自律神経系の不調をまねく。また雨や汗でぬれると体が冷えてしまう。さらに睡眠不足、疲労が重なり免疫力が低下する。予防法は、普段から適度な運動で抵抗力を高め、良い食習慣を身につけること。また、雨や汗でぬれたらこまめに着替え、空調は設定温度を26〜27度にする。睡眠時間を十分確保し休息をとることも大切だ

 

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