芸術家の卵発掘「2015広州美術学院本科卒業展」広州市番禺区

2015/05/05

2015広州美術学院本科卒業展広州美術学院は華南地区では唯一となる美術分野の高等教育機関だ。1953年、広東華南文芸学院と湖北中南文芸学院、広西芸術専科学校の三校が合併してできた中南美術専科学校が前身となる。1958年、学校が広州に移転後、現在の名称に改められた。同学院では毎年この時期、卒業製作展(卒展)を開催しており、これを毎年楽しみにしている美術ファンも少なくない。中にはこの卒展のためにわざわざ遠方から駆けつける熱心なファンもいる。

卒展が注目されるのには訳がある。美術・デザイン系の大学や専門学校では、作家として作品を作る学生も多く、その集大成として論文ではなく作品を制作する学生がたくさんいる。その作品を展示するのが卒展だ。美術関係者も注目しており、卒展をきっかけに企業やギャラリーにスカウトを受けて羽ばたいていく学生もいる。いわば未来の巨匠を発掘する機会なのだ!そのため、学生たちの力の入れ方も半端ではない。ジャンルも多彩で、中国画、油絵、水墨、空間デザイン、工業デザイン、彫刻、服飾と豊富。各科の学生の渾身の作品を目の当たりにできるこの機会、感性を磨きにでかけてみよう。興味深い作品と出逢えるかもしれない!

住所:広州市番禺区広州大学城外環西路168号
期間:2015年5月15日~6月25日
時間:10:00~18:00(月曜休館)
参考料金:昨年5元(本年未発表)
アクセス:広州地下鉄4号線「大学城南」駅D出口、バスで「広美生活区」へ

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