勉強してるのに話せない「寺子屋中国語セミナー」深セン市羅湖区

2015/04/08

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こんにちは!「寺子屋中国語セミナー」の羽賀と申します。今回は、少し中国語学習にまつわる”ジレンマ“のお話をしてみたいと思います。

中国語の教室を営んでおりますと、いろいろな生徒さんが中国語を学びに来られます。中でも「結構、勉強してるつもりなんだけど、なかなか話せない。」という悩みを聞くことがしばしばあります。

■何故、話せないのか?
「1年以上、中国語を勉強した。教科書の内容は理解できるし、読むこともできる。でも話せない。」これには2つの問題があると思います。

●問題1:「リスニング」
日本人は漢字がわかるので、どうしても”目“に頼った学習に偏りがちです。しかし、いざ会話となると先ずは相手の話す内容を”音“として理解しなければならないわけで、そもそも聞き取れなければ返答することはできません。

●問題2:「アウトプット」
これは、たとえ相手の話が聞き取れたとしても自分が話したい内容を上手く中国語に表現できない場合です。「相手の言うことはわかる。自分の言いたいこともある。でも習った表現が出てこない。」これは”あと一歩“という感じです。アウトプットは、入ってきたものを一旦、自分の思考というフィルターに通さなければならないので、そんなに単純にはいきません。我々は普段、意外なほど日本的な思考や言い回しをしているので、そのままでは教科書の例文とは噛み合わないのです。

「自分では、結構勉強したつもりなのに話せない。テキストばっかりが溜まってしょうがない。」という方は、上記2つのうちの1つに該当しているかと思います。

 

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■では、どうすればいいのでしょうか?
●場数を踏む
「とりあえず中国語を話せるようになりたい」というレベルの会話が目的であれば、やはり”場数を踏む“ことが重要だと考えます。「結局、それかい!」という感じですが、言葉というものは”生モノ“です。

「話してナンボ!」という側面がありますので仕方ありません。もちろん最初は、語学教室等である程度の基本的な中国語表現をインプットしなければ駄目ですが、少なくとも1年くらい教科書学習をやっている方であれば、既に生活に必要な表現は習っているはずなんです。

弊社のような中国語教室でも良いですが、マッサージ店やカラオケ店等、何でも良いと思います。話す相手は、むしろ日本語が通じない中国人のほうが良いかもしれません。幸いにして中国人は、(暇?なのか)他人の話を聞くことについてはかなり寛容ですので、こちらが下手な中国語でいろいろ話をしても結構聞いてくれたりします。

■ある日、突然喋れるようになる
自分の話を聞いてくれる中国人を見つけたら、教室で習った表現を何とか使う努力をするのです。最初は全く話せずにもどかしい思いをするかもしれませんが、
「ああ、こういう場面ではこの例文を使っておけばいいんだな。」とか「この表現は教室で習ったけど意外に使えないな。」とか、そういう”コツ“のようなものがわかってくるはずです。

そうこうするうちに、だんだん自分の頭の引き出しの中から表現を引っ張り出すことが上手になり、”気がついたら話せるようになっている“という感覚がわかってくるかと思います。
だんだん話せるようになるのではなく、”気がついたらある日突然“そうなっているのです。

【寺子屋中国語セミナー】
2011年3月に深セン市羅湖で開業以来4年、数少ない日本人経営の中国語教室として細やかな日中交流の場を提供。
マンツーマン・グループレッスンをはじめ、会社や家庭への出張授業(香港も可能)HSKや中国語検定向け試験対策、スカイプによるオンライン授業他、日中翻訳・通訳派遣サービス等も行っている。

481寺子屋 羽賀さん寺子屋中国語セミナー
住所:深セン市羅湖区人民南路佳寧娜友誼広場B座1003
電話:(86)755-2519-9435 /(86)136-3160-6083(羽賀)
メール:info@sz-terakoya.com
ウェブ:www.sz-terakoya.com
ブログ:http://china-laoban.com/(広東省深セン@老板日記)

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