中国人の挨拶「愛マンダリン中国語学校」広州・深セン

2014/12/23

挨拶のイラスト「ご飯を食べましたか?」は、年配の中国人にとっては、日常的に使われる挨拶の言葉です。この言葉のルーツは、中国の食糧難時代にあるようです。

カジュアルな場面で、中国人は挨拶の言葉として「吃了嗎(chī le ma)?」を使うのが好きです。これが「ご飯を食べましたか?」の意味になります。

ちょうど食事の時間帯にそういわれると、この習慣を知らない外国人は、一緒に食事をしようと誘われていると考えるかもしれません。でも、この言葉にお誘いの意味はなく、単純に挨拶として用いられているので、「吃了(chī le)」または「未呢(mei ne)」と応じればいいのです。

中国には他にも挨拶の言葉があります。たとえば「どこへ行きますか?」、「忙しいですか?」、「何をしていますか?」など。中国人は他の人が、何をしているのか、したのか、するのかを聞くのが好きなのです。

でも、この挨拶に慣れていないと、「親しくもないのに、なぜ、私のプライベートに関することを知りたがるのですか?」などと言ってしまう人もいるかもしれません。でも、プライベートについて知りたいわけではありません。

では、どう答えればいいのでしょうか。慣れている中国人は、非常にすばやく、そつなく答えます。例えば、「ちょっと出かけてきます」、「少しやることがあります」という具合です。どう答えようかと難しく考える必要はありません。

最近は、中国語の「こんにちは」こと、「你好(nǐ hǎo)」を使う人々が増えてきています。特に若い人はこのシンプルな言葉を好む傾向があるようです。年配の人々が使う質問スタイルの挨拶は、今よりも健康で平和に暮らすことが大切な話題だった時代を生きてきたから名残りなのでは、と指摘する人もいます。相手への心遣いから発せられている言葉なのでしょう。

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