香港から行く!「ナイト案内」深圳
十数年前までは「危なくて遊びに行けないよ」なんて言う香港人も多かった中国・深圳。しかし近年は、買い物、美食、最新スポット、サウナ、マッサージなどなど、何をするにも安くて魅力たっぷりな街として再認識され、特に規制緩和された昨年からは、週末にもなると多くの香港人が押し寄せている。もちろんナイトライフも充実。入境の仕方とともに、厳選おすすめスポットを見ていこう。
魅力満載!夜のおすすめスポット
眠らない街の最新トレンド発信地
COCO Park
近未来的な建物に、洗練されたカクテルを楽しめるバーや、リラックスできる居酒屋などが数多く入店する大型商業施設。ショッピングを楽しんだあと、美味しいお酒で疲れた体を癒すことができる。周辺はクラブなどが集まる繁華街で、午前0時をまわっても大勢の人が行き交う中国最先端のナイトスポットとなっている。
福田区福华三路 深圳福田星河
本格的な和食と日本酒が楽しめる
上横町・日本食街yokocho
「日本同様の空間・味・おもてなしを深圳で」と、2019年、全国から名店が集まり始まった日本食文化プロジェクト。約3000m²もある広いエリア内には、10数店舗の日本食料理店が軒を連ね、まるで小料理屋が並ぶ路地裏のよう。美食に酔いしれて、はしご酒を楽しもう。
福田区華富街道皇崗路5001号 深業上城L3層S307舗
漂う欧米の雰囲気
海上世界
オープンテラスのカフェやバー、各国レストランが立ち並び、まるでヨーロッパの港町にでも迷い込んだかのような異国情緒あふれる雰囲気の海上世界。外国人居住区が近いこともあり、欧米人も多く訪れる。なかでも目を引くのは、フランスから運んだという豪華客船がホテルなどとして使用されている「明華号」。デッキはレストランになっており、日没後、輝くイルミネーションを眺めながら乾杯することができる。毎日19時から開催されている音と光の噴水ショーも一見の価値あり。
南山区蛇口水湾路22号
夜市で楽しむ地元グルメ
水圍
カラフルでどこかレトロな空気がただよう水圍は、テラス席のあるカフェなどが並ぶ人気の観光スポット。そんなおしゃれな街が、夕方になると仕事帰りの地元民が集う夜市へと変貌する。灯籠が灯る趣深い雰囲気のなか、蒸し餃子、ホットドッグ、串揚げ、シーフードなど、広東省の地元料理を堪能することができる。
せっかくなら泊まっちゃおう!
MUJI Hotel Shenzhen
深圳で夜を過ごすなら、日帰りなんてもったいない!銀座、北京、深圳に展開する無印良品運営の「MUJI HOTEL」では、「よく歩き、よく食べ、よく眠り、よく整える」をコンセプトに、日常の延長のような宿泊体験が楽しめる。上横町も入るショッピングセンター「深業上城(Upper Hills)」内にあり、レストランMUJI Dinerや中国最大規模のMUJI店舗も併設されている。
福田区華富街道皇崗路5001号 深業上城L2-6層
https://hotel.muji.com
香港⇄深圳アクセス情報
入境方法
日本国籍者が15日以内に限りビザ免除となる措置は、残念ながら2020年3月から停止されたまま。しかし、5日間のみ、かつ深圳市内に限り滞在可能な「特区旅遊(E)ビザ(S.E.Z VISA)」をイミグレーションで直接取得することはできる。対応しているのは、羅湖口岸、皇崗口岸、蛇口口岸、宝安国際空港で、受付時間は9:00~17:00。午前と午後に分け、それぞれ制限人数が決められているので注意しよう。手数料はRMB130(国籍によって異なる)で、現金払いは不可。パスポートの有効期限が6カ月以上であること、日帰りでない場合は滞在中のホテル予約情報を提示することなどが求められる。
※2024年5月5日時点の情報です
交通手段
香港から深圳への交通手段は、電車、バス、タクシーなどさまざまあるが、24時間対応のイミグレーションは皇崗口岸のみなので要注意。深夜に香港へ戻る場合は、皇崗からワンチャイ(湾仔)やジョーダン(佐敦)などへ向かう越境バスも利用できる。 また、深圳を含め中国336都市で使える新オクトパスカード「T-Union」が今年発売された。現在は一部の駅やコンビニでのみ購入可能だが、香港では通常のオクトパスと同様に使え、中国で使用した場合は、チャージした香港ドルが自動的に人民元に両替され引き落とされるのでとても便利だ。
ますます身近になる中国・深圳。香港とはまた一味違う夜を過ごしてみてはいかが?