「オール・ユー・ニード・イズ・キル」 6月6日上映
「オール・ユー・ニード・イズ・キル」6月6日上映
地球が謎の侵略者の襲撃により壊滅状態に……近未来SFではよく描かれるシナリオだが、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(Edge ofTomorrow)では、それにタイムループが加わる少し変わったストーリー。この作品は、ダグ・リーマン監督によるアメリカ・イギリスのSF映画なのだが、注目は、原作が日本人SF作家桜坂洋氏による小説「All YouNeed Is Kill」だということ。出演はハリウッドスター トム・クルーズ、共演にエミリー・ブラントと大物揃いだ。
エイリアンの侵略になす術も無く戦死してしまうものの、次の瞬間、戦地に赴く前の時間に戻る……そんなタイムループが繰り返されるうちに、戦闘技術が向上、敵を倒す糸口をつかむのだが……。2004年に刊行された桜坂洋氏の作品は、侵略者であるロボットと戦う主人公が何度も死んでは死の直前に戻るというタイムループを続け、成長をするというストーリー。2009年に英語版が刊行され、これをダンテ・ハーパが脚本化した。映画化権が高額だったことで米国映画界でも大きな話題となった。アニメ以外のコンテンツから日本人作家の作品がハリウッド実写化されるのは極めてまれ。脚本はもちろんだが、原作の持つ独特な世界観が評価されたからだと言えよう。日本の劇場公開よりも早く、6月6日から中国で公開されるこちらの作品、一足先に劇場で見てみよう!
「明日辺縁」(Edge of Tomorrow)
監督:ダグ・リーマン
キャスト:トム・クルーズ、エミリー・ブラント、ビル・パクストン