高級靴ブランド「セルジオ・ロッシ」春夏コレクション 尖沙咀(チムサーチョイ)

2014/02/24

「セルジオ・ロッシ」春夏コレクション[ SERGIO ROSSI ]

GUCCIグループで、高級靴ブランドとして世界的に名を馳せる「セルジオ・ロッシ(SERGIO ROSSI)」。2014年春夏コレクションのテーマは「イタリアの華やかな祭典(ITALIAN EXTRAVAGANZA)」だ。

コレクション&デザインディレクターのアンジェロ・ルジュリは、創造性へのアプローチが最高潮に達した70年代前半のアートからインスピレーションを受け、同ブランドのクリエイションベースとなる優雅さ、伝統的な職人技、細部へのこだわりを華麗に融合させた。今シーズンを象徴するのは、新しく発表されたピラミッド型のピンヒール。曲線ラインと大胆な幾何学形という相反するモチーフの絶妙なバランスが見事だ。このコレクションには、70年代当時の多彩な美的要素から影響を受けた2つの大きなテーマがある。

1つは豊富な素材から成るオーガニックな世界観。自然的要素のバンブーとメタリックという対称的な素材が使われた彫刻のようなサンダルや、エイ革にキリンやゼブラのプリントを施したグラディエーターサンダル(足の甲から足首にかけて、何本もの細い革バンドで覆ったデザインのサンダル)などに見られる。また視覚的効果を生むラグジュアリーな装飾という新たな視点から生まれたアニマルプリントや、イタリアの有名デザイナーであるジオ・ポンティの作品からインスピレーションを受けたポニースキン製の抽象的なカモフラージュプリントのパッチワークも自然を象徴している。

セルジオ・ロッシそしてもう1つのテーマは、万華鏡を通して見えるような幻想的な世界観。ロシアの画家セルジュ・ポリアコフの作品に見られる鮮やかな色の組み合わせや、インテリアデザイナーのデビット・ヒックスの世界観から影響を受けた遊び心のあるパターンの組み合わせから着想を得ており、これは3Dジャガードプリントを施した独特で幾何学的なスエードのサンダルや、足元で光り輝くドレッシーなイブニングシューズを彩る細かなビーズの装飾に反映されている。

パヴェ加工によって繊細に配置されたラインストーンがシダの葉のように足首を覆う、つる植物のようなサンダルは、前述の2つのテーマを併せ持つ今年象徴的な作品だ。

ただの履物ではない、まさに作品と言える美しい靴を手に取って、ブランドのこだわりと職人の技術をぜひ感じてみて。

 

SERGIO ROSSI
住所:Shop 213A&B, Ocean Centre Harbour City, 5 Canton Rd., TST
電話:(852)2730-1075

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