世界中で話題になった「一人っ子政策」の廃止に迫る

2015/11/23

なんだろ?なぜだろ?なるほどね!
香港生活の中に渦巻く、疑問や話題にPPW編集部が迫る!


黒板に字を書く子供たちいに?!世界中で話題になった「一人っ子政策」の廃止
誰もが1度は耳にしたことがある中国の「一人っ子政策」。学校の授業でも登場したので、幼いながらもなんで?!と衝撃を受けた方も多いのでは?
同政策は、1979年、鄧小平(トウ・ショウヘイ)によって決定されたもの。「1人っ子」を宣言した夫婦には、学校への優先な入学や学費補助、優先的就職などの特典が与えられ、そうでない者には、罰金や昇給の停止などが定められていた。
そんな同政策がついに終わりを迎えたのだ。2人目の子どもを持つことを許可する、と「新華社」を通じて発表されるやいなや、日本の某ウェブニュースでもトップに登場、世界中で注目を集めた。
同政策が決して悪い政策だったというわけではない。「中国の出生率を抑制できて、資源消費圧力が和らぎ、急激な経済成長を実現できた」と成果も評価されている。しかしその一方で、男の子を望む家族も多かったことから、男女の人口のアンバランスを生み、またそれが将来的に高齢化社会につながると広く批判もされてきた。
現在、中国の人口は13億6千万人。その中で50歳以上が30%を占める。そこで国全体の若返りを期して2年前から政策の緩和を実施してきた中国。2013年には、夫婦のどちらかが一人っ子であることを条件に、1人目が女の子だった場合、2人目を産むことを許した。そして2015年10月、ついに「一人っ子政策」の廃止に踏み切ったのだ。しかし、3人目の子供を持つことはまだ認められていない。三つ子が生まれちゃえば話は別だけど・・・。(笑)

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