カバーストーリー 2020年7月第2週号「南丫島」

2020/07/08

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虫刺されには要注意(笑)

虫刺されには要注意(笑)

 高層ビルが所狭しと建ち並び、ショッピングに美食、バーにマッサージに、煌く夜景天国の香港。自然と対極にあるような街かと思いきや、実は、そんなこともない。特に、離島では大自然を味わうことができる。香港には大小200を超える離島が存在すると言われているが、今回は、中でも有名な離島の1つ「南丫島」をご紹介する。

 

 ついつい「みなみワイとう」と読んでしまいそうになるが、実は、これ、「ラマとう」と読む。「丫」は、アルファベットの「Y」ではなく、れっきとした漢字で、広東語では「アー」と発音する。ちなみに、英語表記は「Lamma Island」。香港島から南西2km沖合いにある、複雑な形をした島で、広さは13.55km²。皇居外苑より少し広いくらいと思っていただけばよいだろう。人口は7,000人ほどだが、週末には島外からの観光客がどっと流れ込む。

 

溶樹湾フェリーターミナルの目の前にある、おしゃれな図書館

溶樹湾フェリーターミナルの目の前にある、おしゃれな図書館

 

 南丫島には、「溶樹湾(Yung Shue Wan)」と「索罟湾(Sok Kwu Wan)」の2つのフェリーターミナルがあり、中環(セントラル)4号埠頭からはどちらにも、香港仔(アバディーン)からは「模達湾(Ma Tat Wan)」経由で「索罟湾」まで行くことができる。離島といっても、フェリーで片道約30分。手軽に楽しめるリゾートとして人気だ!

 

 ビーチ、ハイキング、海鮮料理が定番。離島なだけに、ぐるりと海に囲まれてはいるが、海水浴ができるビーチは2つ。南丫島イチ大きな「洪聖爺湾泳灘(Hung Sing Yeh Beach)」と、「蘆鬚城泳灘(Lo So Sing Beach)」。どちらのビーチも、溶樹湾フェリーターミナルからは少々距離があるが(徒歩約20分と40分)、のどかな雰囲気もよく、また、所々にカフェやショップもあるので、散歩を楽しみながら、途中に休憩を挟みながら向かうことができる。

 

 都会の喧騒に飲まれ、ついついゆっくりすることを忘れてしまいがちな香港生活。コンクリートジャングルを抜け出して、離島にのんびりしに行こう!

 

洪聖爺湾泳灘

洪聖爺湾泳灘

洪聖爺湾泳灘に向かう途中にある、「建興亞婆豆腐花」

洪聖爺湾泳灘に向かう途中にある、「建興亞婆豆腐花」

 

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