バイクシェアリングアプリの“Gobee.bike”

2017/12/19

不具合のお詫びとしてすべてのユーザーにHKD50のクレジットを付与

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香港初の自転車共有サービス、Gobee.bikeの一部ユーザーは、スマートフォンで自転車のロックを解除することができなくなり、これに伴って11月末までにサーバーとソフトウェアがアップグレードされた。11月初めの木曜日、ロック解除ができないという顧客からの苦情が同社のFacebookページに投稿され、金曜日になって同社は、「現時点でGobee.bikeアプリを使用できず不利益を被っているユーザーがいることは認識しており、できるだけ早く通常の状態に戻すよう努めています。今しばらくご辛抱頂きたく思います。」と声明を発表した。

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ユーザーのPatsy Lin氏は、「このように便利なサービスが、長きに渡り利用できないのは非常に残念です。」Lin氏はそのために、夫とのライディングトリップを10回以上キャンセルしなくてはならなかった。

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Gobee.bikeは4月に香港でリリース。6ヶ月で30万人が、数百台もの自転車を利用するべくアプリをダウンロードしたとされている。ヘビーユーザーのDavid Chan氏は、11月3日に8台の自転車のロックを解除しようとしたところ、サーバーのアップグレードについてと、サービスはすぐに再開するとの旨のメッセージを受け取った。「普段、私は買い物や子供たちの送り迎えに自転車を利用しているのですが、今回の件によって、歩いて行かなければならなくなりました。」Chan氏は、同社のウェブサイトでは問題点やアップグレードの現状については通知がされていないとし、顧客とのコミュニケーションを改善する余地があると述べた。

週が明けて月曜日になっても問題は解決されず、同社はより詳細な通知を出した。広報担当者によれば同社のネットワークプロバイダは、ここ数ヶ月間、香港を拠点とする新規ユーザーの数が増えたため、ロッキングシステムに影響が出たとのことだった。今回のトラブルのためのメンテナンスは毎週行われ、11月末までに全てのバイクに対してシステムの修正を終える見込みとした。今回の不具合へのお詫びとして、同社は5時間の利用に相当する、HKD50のクレジットを既存のすべてのユーザーに付与することを決定したという。

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