香港初上陸のヴィジュアル系バンドMoi dix Mois

2016/11/28

香港の夜を熱狂の渦に!

Moi dix Mois

日本を代表する90年代ヴィジュアル系バンド「MALICE MIZER」のギタリスト、そしてゴシックロリータの教祖としても知られるManaが率いる「Moi dix Mois(モワディスモワ)」の初香港ライブが10月23日、九龍湾(カオルーンベイ)の「MUSIC ZONE」で開催された。当日は地元香港のファンを中心に、欧米人や日本人客もつめかけ会場を埋めた。

オープニングで漆黒の衣装を纏ったメンバーが登場するや否や、客席から盛大な歓声があがる。特にリーダーのMana(Gt.)にはオーディエンスから熱狂的な声援が送られ、早くも会場はヒートアップ!

ライブ前半は〈front et baiser〉や〈Noctural Romance〉などバンド初期の曲を中心に展開し、国内外でも屈指の人気を誇る〈Solitude〉で会場の熱気を最高潮に。まだ音源化されていない、香港では初お披露目のライブお馴染みの楽曲〈material death〉で観客は音に身を任せ、大きな盛り上がりを見せた。日本でのライブでもあまり目にする機会のない〈Deflower〉ではSeth(Vo.)とRyux(Gt.)のツインヴォーカルで会場を魅了し、会場をMoi dix Moisの世界へとより深く引き込んで行く。

Moi dix Mois

「大家好!(こんにちは)」Sethが広東語で会場に挨拶し、さらにMoi dix Moisのヴォーカリストの宿命とも言える、リーダー・Manaの代弁者として観客を煽り、「Mana様!」と会場が割れんばかりの大きな歓声にManaもご満悦。この夜はアンコール含め全16曲が演奏されたが、ファンの気持ちに応えようと、Manaが愛用のクマのぬいぐるみポーチからサイン入りキャンディーをハロウィンプレゼントとして客席にばら撒くと、このサプライズにも会場は大いに沸いた。

ライブのあとは150名限定のサイン会が開かれ、応援し続けてきたファンと触れ合う和やかな一時を過ごした。バンドが結成してから14年間、ずっと待ち焦がれたメンバーを前に、感激して涙するファンも多い。

イブ後Manaがツイッターで「昨日の香港ライヴ、最高の夜になりました! 凄く大きな声援を貰い最高に気持ちよかった! 会場も一体となり香港ライヴ楽しかったです!」と感想を綴った。

ファンにとってもMoi dix Moisのメンバーにとっても、忘れられない香港の一夜となったことだろう。

Moi dix Mois

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