香港人ジャズシンガー「ジャッキー・イン」ザ・ラックス・マナーで渡米前コンサート!

2015/07/08

尖沙咀(チムサーチョイ)の「ザ・ラックス・マナー」は、イギリスの豊かな田園地帯に立つ貴族の邸宅(マナーハウス)を彷彿とさせる外見が特徴のホテル。しかし、ひとたび中に足を踏み入れるとそこはまるでおとぎの国の世界。ビビッドかつゴージャスな調度品の数々は細部に亘って非日常の空間を演出しており、訪れるものを別世界へ誘う。

 

独自のスタイルを保つ同ホテル内の「DadaBar + Lounge」も、鋭い色合いのソファや豪華なシャンデリアなど、型にはまらないユニークなインテリアが目を引くダイニング・バー。20世紀初頭の芸術運動「ダダイズム」にインスパイアされてデザインされた空間は、伝統的な価値観や芸術手法を否定した前衛的な当時の空気をそのまま持ってきたかのような、鋭いセンスが引き立つ雰囲気となっている。

ジャッキー・イン  マイク・カー

香港人ジャズシンガー、ジャッキー・イン ベーシストのマイク・カー

 

その「Dada Bar + Lounge」ではこれまでさまざまなアーティストのコンサートを開催してきたが、このたび7月4日から25日まで、香港人ジャズシンガー、ジャッキー・インを招いて土曜日限定でコンサートを行う。5歳の頃から音楽の才能を開花させてきたジャッキーは、20世紀のトップジャズ女性ボーカリストのエラ・フィッツジェラルドや、アメリカの女性歌手ドリス・デイに並び比較されるほどの歌声の持ち主。アメリカの大学でジャズを本格的に学ぶため今年秋から渡米する予定で「Dada Bar + Lounge」でのコンサートが香港での最後の演奏となる。

カルロス・ヴィエラコスタル・パシュカウ   

ドラマーのカルロス・ヴィエラ ピアニストのコスタル・パシュカウ

 

ドラムを担当するのはポルトガル人ドラマーのカルロス・ヴィエラ。リスボンでドラム講師をしていた彼はソウル、ポップジャズ、ビッグバンド、アフロ・キューバン、ブラジリアンなど幅広い音楽ジャンルに傾倒。世界中の音楽家とのセッションを夢見た彼は、その後ヨーロッパ、アメリカ、南アフリカ、アジア太平洋地域の国々を巡り、その土地ゆかりの音楽家たちとのコラボレーションを重ねてきた。ピアニストにはローマ出身のコステル・パシュカウ、ベーシストにはロサンゼルス出身のマイク・カーが名を連ねる。

 

世界中から香港に集った彼らは私たちにどのような音楽を聴かせてくれるのか?ジャズ好きはもちろん、刺激的な土曜日の夜を過ごしたい方はぜひ訪れてみよう。混雑が予想されるため、事前予約は忘れずに!

 

 

Dada Bar + Lounge
住所:Dada Bar + Lounge, 2/F., The Luxe Manor, 39 Kimberley Rd., TST
電話:(852)3763-8778
ウェブ:http://www.dadalounge.com.hk
Summer Jazz Fever Featuring Jackie Yin Jazz Quartet
日時:7月4日、11日、18日、25日 22:00~00:45
出演:ジャッキー・イン、カルロス・ヴィエラ、コステル・パシュカウ、マイク・カー
料金:HKD180

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