PPWおすすめディズニーピクサー映画「インサイド・ヘッド」

2015/06/29

インサイド・ヘッドこの人の頭の中はいったい何がどうなってそんな感情が生まれてくるのだろうか、と考えたことはないだろうか。「モンスターズインク」「カールじいさんの空飛ぶ家」を手がけてきたピクサーの名監督ピート・ドクター氏が新しく題材としたのは、なんと11歳の少女ライリーの中で、彼女の幸せを願って活躍する5つの「感情」たち。
喜びを生み出すジョイはライリーを幸せにするため、恐れを生み出すフィアは彼女を危険から守り抜くため、怒りを生み出すアンガーは物事を公平に判断するため、嫌悪を生み出すディスガストは彼女を病気から守るため、そして悲しみを生み出すサッドネスはイマイチ自分の役回りが理解できないながらも、それぞれがライリーが健やかに過ごせるよう力を合わせ万全を尽くしてきた。だが、ある日父親の仕事の関係でライリー一家が都会に引っ越してきた際、ジョイとサッドネスはライリーの感情を司るコントロールルームから突然弾き飛ばされてしまう。彼女の健康のために一刻も早くコントロールルームに戻ろうとする2つの感情が目にするライリーの内面の世界とは―。
監督自身が12歳の娘を見守る過程で本作のアイディアを思いついたというエピソードも興味深い。誰もが不思議に思う感情の源。観終わったあとはつい自分の感情に「ありがとう」と言ってしまいたくなるかも。