読むだけでママが笑顔に「ままサプリ」第241回

2021/10/06

人生はサバイバルだ

コロナ期、人と会うことや移動、いろんなことが制限されて
感情が動かなくなっている人が多いと聞きます。

「すべてがどうでもいい」「面倒だ」

放置していると鬱や精神の病に発展します。
今日はこんな問いを投げかけたいと思います。
「人生で一番感情が動いた時はいつですか？」

私は長男の妊娠がわかったときです。

新たな生命が宿った。
それが判明したときすべてが輝いて見えたのを覚えています。
まるで恋しているときのように、私を取り巻くすべての意味が変わりました。
木漏れ日や鳥の鳴き声、風の音、、
この世に存在するすべてのものが愛おしく
同じこの時に存在してくれてありがとう！！　奇跡だ～～！！
と叫びたい。
そんな気持ちになりました。

突然なにか大きな使命を神様から授かったような、、
そんな壮大な気持ちに包まれたのです。

mama

結婚するまでは、大手企業で成績をあげ幹部登用。

バブリーなご時世で、成績が上がるたびに、海外に行かせてもらいました。
今思うと鼻の先に人参をぶら下げられて走る日々。
達成してやったー！　と思ってもまた新たな目標が掲げられる。
そんな日々にいつしか疲れて、結婚を機に退職しました。

命が宿る感覚というのは仕事をしているときに喜びだった何かをしたから与えられるというような条件付きのものではなくて昨日までなかったものが突然天から降ってきた感覚。
それは恋愛のときの感覚にも似ていて、
まるで理屈で説明できないとても大きな愛に包まれた高揚感とこれから先の未来への道がキラキラと光輝いてみえました。

昨日までなかったものがこの世に誕生する。
それはきっと誰にとっても喜びなのではないかと思うのです。
なぜなら私たちはみんなそうして生まれてきたから。
未だ解明されていない神秘、それは「生」と「死」
私たちはどこからきてどこに帰っていくのでしょう。

生命が宿ったときに感じたのは
天と地と時間といくつもの奇跡が重なり降りてきてくれた。
この子は私の子ではない。神なのか？宇宙なのか？わかりませんが
人間の英知を超えた大いなる力を感じました。

生まれてきた長男は日々顔が変化していきました。
おじいちゃん、おばあちゃん、パパ、ママ、、
まるですごい速さで時空を旅しているようでした。
未曾有の世の中。明日は何が起こるかわかりません。

こんな時代だからこそ、
「心も身体も丁度いい状態はどんな状態ですか？」
「無理なく自分にできることはなんですか？」

壮大な命のバトン。
子供を産む役割の人も、産まない役割の人も
この世は1つの有機体でその中で命という細胞が生まれては消えていく。

人間は壮大な生命活動の一部分でしかないのかもしれません。
だったらみんなで「命」を育てていけたらいいなと思っています。

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