故郷自慢 Vol.24 【東京都新宿区神楽坂】

2020/12/23

成尾 太希さんの故郷自慢

【東京都新宿区神楽坂】について聞いてみた

 

 神楽坂は、モダンな建築と江戸時代の香りを残す横丁が魅力的な街です。かつては芸者の集まる花街として発展し、今もその風情を残しながら、建築家・隈 研吾氏により息を吹き返した「赤城神社」や、新潮社の倉庫をリノベーションした「la kagu(ラカグ)」など、モダンなスポットが盛りだくさんです。

 飯田橋駅が最寄りの神楽坂下交差点からメインストリートの「神楽坂通り」を上がる両脇にはたくさんのお店が並び、ここだけでも十分楽しめます。ただ、更にそのまま進み、「本多横丁」を右側に通り過ぎ、毘沙門天 善國寺に到着すると、その向かいに人一人が通るだけで精一杯の細道があります。この路地裏へ入ると、石畳の道沿いに趣のある料亭や、一般の民家がひしめく通りが現れます。ここは、戦国時代に武器商人が住み、武器を入れておく倉庫があったことから「兵庫横丁」と名付けられたようです。更に奥に進むと、「和可菜」という旅館があり、かつて著名な映画監督や小説家がこの旅館に滞在し、作品を執筆したことでも知られています。

 

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 他にも、石の階段を下る途中に、小さなレストランやバーがある「芸者小道」、階段を上がれば、今でも存在する芸者を取りまとめる事務所や三味線の稽古場の「見番横丁」、花街にお忍びで来た要人から身を隠した「かくれんぼ横丁」など、魅力的な横丁が多い街です。

 路地裏だけでなく、美食家も唸るレストランが多いのも特徴です。フランス学校が近くにあることからフランス人オーナーのフレンチが多かったり、ミシュランでも常連の「石かわ」「琥珀」「蕎楽亭」などの和食などがあります。私は、その中でも、芸者小道にあるスペイン料理の「エスタシオン」と、神楽坂駅の目の前にあるバー「Sanlucar Bar」によく通ってました。おすすめなので、ぜひ足を運んでみてください!

 

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P07 Godaigo_767成尾 太希さん

勤務先の「UBS」の新しい役割を担うのに伴い、コロナ禍の6月、東京より香港へ異動。週末はビーチ、ハイキング、キャンプ等、どこに行くにも近い香港の魅力にどっぷり浸かっている。「会社に日本人があまりいないこともあって、なかなか同年代の友人ができていないので、もし良ければ連絡ください!」

Instagram:@daikinaruo

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