マリリンのぶらグル巡り Vol.129
マリリン:話題のお店を中心にローカル店など数多くのお店を食べ歩きながら、趣味のヨガやハイキングも楽しむ香港在住歴11年の日本人女性ライター。
日本でも人気!世界的有名なペイストリーシェフ、初のカフェがオープン!
「Dang Wen Li by Dominique Ansel」
ジェームス・ビアード財団の最優秀レストラン賞を受賞した「ダニエル(Daniel)」。エグゼクティブ・ペイストリーシェフを6年(歴代最長)勤め上げた後、2011年に33歳でわずか4人のスタッフと共にニューヨーク・ソーホーにベーカリーをオープン。そこで2013年に考案したクロワッサンとドーナツを融合させた「クロナッツ(Cronut)」は、日本でも一躍人気を博し現在もなおその人気は衰えていない。2017年には、史上最年少で輝かしく「The World’s Best Pastry Chef 2017(世界の最優秀パティシエ賞 2017)」を受賞。
そんなダニエル氏が香港で初のカフェ「Dang Wen Liby Dominique Ansel」を尖沙咀(チムサーチョイ)のハーバーシティーにオープンした。お店に足を踏み入れると出迎えてくれるのが明るいオレンジ色の卵のケース、ミルクパック、そして小麦粉の袋を壁一面に並べた写真ブース。インスタ映えもばっちり。忘れずに写真を撮ろう。店内はグレーと白を基調にした洗練されたモダンなインテリアで壁にはパステルカラーで上品にアクセントを加えたパリのカフェを思わせてくれるお洒落な空間。女性だけでなく男性にもおススメだ。
香港店では、まず注目したいのが香港の伝統的な本物そっくりのアイコニックフードをスイーツに見立てた、彼のアイディアをたっぷり取り入れたアイテムの数々。香港の代表的なスイーツの一つ、パイナップルパン「Pineapple bun」。目を疑うほど本物とそっくりで、中にはスポンジにパイナップル、パッションフルーツ、そしてココナッツクリームをレイヤーにして挟んでいる。アジアのエキゾチックな味が見事に味が調和されている。香港人ならみんな大好きなパックのレモンティーを再現した「Lemon Juice Box」は、アールグレーのスポンジケーキにマスカルポーネクリーム、ベルガモクリームを挟んでいる。茶葉の香りが香り、甘さ控えめな味が人気。
その他、香港のミルクティーに使用するクリームの缶に見立てているのは、なんと「The Milk Tin Panna Cotta」。ただの缶ではなく半分開けた状態を表現して、リアル感を感じる事ができる。その他、香港の代表的なストリートフードのフィッシュボール「Fish ball」、ヤクルトのボトルをミルクティークッキーで再現し中にミルクティーを注いだ「Yakult-shaped bottle」。子供時代を思い出して懐かしさを感じ、味わうと上品で大人なスイート。子供も大人も楽しめる事間違いなし。その他、もちろん彼自慢のクロワッサンやペイストリーも。
さあ、さっそく今話題のカフェのスイーツを楽しみに行こう。
Dang Wen Li by Dominique Ansel
住所:Shop OT G63A, G/F., Ocean Terminal, Harbour City, 3-27 Canton Rd., TST
電話:(852)2613-8618
営業時間:月~日 11:00~20:00
ウェブ:dangwenli.com