銅鑼湾の日本料理「安半」営業を再開

2017/09/13

IMG_2682ビルの取り壊しによって惜しくも閉店となった銅鑼湾の日本料理「安半」が、昨年より上環にてひっそりと営業を再開させたのをご存知だろうか。銅鑼湾の時はカウンターとテーブル席2つといった小型店だったが、現在の上環のお店はカウンターのある部屋が2つと、鉄板焼き専門の部屋、接待用の個室と面積はなんと4,000平方フィートあるという。大型店かと思いきや一人あたりに割く面積が広く、区切られた造りの為、プライベート性が保たれ隠れ家として、また接待用としても重宝するお店となった。一枚板のカウンターと重圧感ある木造の内装は、本格的な和食を味わうのにふさわしい大人の空間だ。

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香港における日本食材・文化の普及に貢献した功績が評価され、2013年11月に農林水産大臣より「日本食海外普及功労者表彰」を授与されたオーナー兼料理長の安部隆孝氏。今年にはJETRO(日本貿易振興機構)が主催する「日本産食材サポーター店認定制度」の認定証が香港第一号店として、授与されている。

『季節なり』にと安部氏が自ら筆を取った紙掻敷には、夏なら『夏』とその時期の文字が書かれ、供される料理もその季節を意識した食材が使われている。その厳選された食材の殆どが日本からの直送で、同氏の出身地の北海道からの食材は3割を占めるという。毎回、北海道の食材そのものの美味さに驚かされるのも、このお店の楽しみのひとつだ。料理はお任せコースとなり、小鉢、前菜盛り、小吸椀、刺身、煮物、焼物、台物、食事、甘味と、味も見た目も和食の素晴らしさを実感する料理が並ぶ。丁度この夏からは、酒飲みの方向けに『ミディアムお任せコース(800HKD+10%)』もスタートし、適度なボリュームで好みのお酒と、美味い肴が味わえる。お酒の種類も豊富で、焼酎、日本酒、洋酒はもちろん、ワインの数もかなり充実しており、店内のワインセラーは圧巻だ。大切な人を持て成したい時や、日本の季節を感じたくなった時には、お薦めの一軒である。予約の上、来店されたし。

安半
日本料理 安半
住所: 1/F., Hollywood Ctr.,77-91 Queenʼs Rd. W, Sheung Wan
電話: (852)3703-9239 / (852)6837-2888

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