移り変わる国際情勢を素早くキャッチ「日本経済新聞国際版」
香港で活躍する日系企業の方たちにとって不可欠な情報源となっているのが、「日本経済新聞国際版」。今回は「学生時代から同紙を愛読している」というスターツ香港(世達志香港有限公司)総経理・一倉由布子さんに日頃の活用方法を伺った。
スターツ香港(世達志香港有限公司)
スターツ広州(世達志広州有限公司)
総経理
一倉 由布子さん
STARTS INDIAの立ち上げおよび現地法人の代表として運営に4年間携わった後、日本本社の国際事業部部長を2年半歴任。2018年7月から香港在住。趣味は旅行。
日本経済新聞はいつ頃から、どんな読み方をされていますか?
大学1年生の頃、ゼミの先生に勧められ読み始めました。海外のビジネスシーンで活躍する方々に憧れていたことも要因です。当時は背伸びをしながら読んでいたのですが、社会人になってからは、様々なニュースが身の周りの仕事に直結していることもあり、毎朝の通勤時に30分読むのが日課でした。その後にインドでの海外法人の立ち上げや国際事業部の部長職を経験したので、日本をはじめ世界の動向を把握する為には欠かせない情報源でした。
現在でも始業前に一面から順番に目を通し、その日の全体的なニュースを把握しています。気になったニュースがあれば、昼や夜にじっくりと読み込むこともあります。かれこれ30年近く愛読してますので、紙面構成も身体に染みついてますね。「あ、国際情勢はこの辺りを見れば載っているかな」みたいな。また、毎日読むことで、無意識に日々のニュースがインプットされていくので「過去に読んだニュースの状況が変化してるな」といったことにも敏感になります。
電子版は活用されてますか?
先述の通り愛読歴が長いので、身体が紙面に慣れてしまってます。それ故に文字の大きさや何面に記事が配置されているのか、といった部分から該当記事に対して理解が深められるのは紙の良さですね。ただ、国際事業部に在籍していた際は、電子版を活用して気になる記事を保存していました。そういった融通が利く点は電子版のメリットですね。
日本経済新聞国際版で欠かさず読んでいる記事はありますか?
一面は外せないですね。また、一面左側に設けられた索引欄も、どんな記事がラインナップされているのかをひと目で判別できるので助かります。その他には国際欄。弊社の海外事業はBtoBが多い為、お取引先企業を取り巻く情勢を常に把握しておく必要があります。結果的に実現まで至らなかったのですが、3、4年前にもイラン情勢を踏まえた上で日系企業様の進出拡大を見込んだ現地でのオフィス開設案が出たこともありました。
ビジネスシーンに日本経済新聞国際版が浸透していますが、それ以外の観点から読まれることもありますか?
読みます。特に日曜版に掲載されている海外各地の写真を掲載したページは、旅行好きの私にとっては楽しみの一つです。一風変わったところが取り上げられているので「いつか行きたいなぁ~」なんて空想を膨らませてばかりいます(笑)それとビジネス書の広告欄があるのですが、何気にそこもチェックしてまして、気になる本があるとスマホで写真を撮り溜めておき、書店で購入してます。「ほら、これ見てください」
最後になりますが、日本経済新聞国際版で気になっている記事はありますか?
人事異動に関する情報は有難いですね。以前のインド駐在時に親交のあった方が昇進されていたり、交流のあった方の名前を発見した際は、思わずメールしたくなっちゃいますね。それと関連して、最近広告で見かけた「人事ウォッチ機能」についても大変興味があります。
三好さん(日経中国(香港)有限公司総経理)、教えてください!
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