「美人顔と幸せ顔」の違い 楊さちこ中医美容学
第131回
楊さちこの中医美容学的『美人顔』と『幸せ顔』は違います。
女性にとってお化粧は、欠点を隠したり、美点を強調したりするものなのですが、やり方によっては、運命を変えることになります。
たとえば、一重まぶたと二重まぶた。
一重の人は、二重にしたいと努力をすることが多いですが、二重の人の性格は、忙しくって、感情的で、がんばる力に欠けています。
運命的には一重のほうがいい時もあります。そして、鼻。
鼻は、健康、事業、財運などを語るものです。
そして、どっしりした鼻は老年運がいいのですが、スッとした高い鼻に変えてしまうとどうなるのでしょう?
また、目の周り。目の周りにアイシャドウなどで色づけをする人が多いですが、目の周りは、不動産運や財産運にかかわっていて、そこを暗くするとどうなるのか?
などなど、美人を目指しているつもりが、運を悪くして、幸せから遠ざかっているということが多々あります。
私は、『美人顔』には、生まれつき、もしくは、加工済みの人しかなれませんが、『幸せ顔』には、誰でもほんの少し努力さえすればなれるということに気付きました。
実は、運命と顔には、密接な関係があったのです。
一生を左右する要素として「運命」というのがありますが、香港ではその意味が二つに分かれています。
「命」とは、その人が生まれながらに持ってきたもの。
「運」とは、育っていく環境の中で作り上げているもの。この考え方は「顔」にあてはめることもできます。人の五官(目、鼻、口、耳、皮膚)は生まれつきのものですが、肌の色つやは、生まれた後、生活習慣やお肌のお手入れの方法によって育まれるものです。
たとえ目鼻立ちがよくっても、肌の色つやが悪ければ、キレイにも見えませんし、明るくも見えません。反対に、肌の色つやがよければ、第一印象をはじめとして、一緒にいても心地よく感じてしまうもの。つまり、肌の色つやを整えるのが『幸せ顔』を手に入れるための基本なのです。もうお気づきかもしれませんが、肌の色つやが整うということは、美肌になれる!つまり、『幸せを呼び込む顔』とは、『素肌美人顔』と同義語です。そして、「幸せ顔」になるためには2つの原則があります。それは、【見た目の原則】と、【心の原則】。
心と体のバランスの取れている人は、五官(目、鼻、口、耳、皮膚)が端正でバランスが取れて見えます。
そしてそれが、理想の「幸せ顔」。
「幸せ顔」になるためには、顔の形、五官の大小、高低、長短、凹凸などなどをしっかり見極めることが必要になります。そしてそれに応じたお手入れをするのも大切なんですよ。
≪心も体もうれしい口角アップ運動≫1日1回でOKですが、何度でも行うとより効果的。トイレに入ったら必ず行うなどと決めると、続けやすくなります。目のたや、ほうれい線にも効果が。
1.唇をキュッと巻き込む上下の唇を合わせて、歯の間にキュッと巻き込むように入れる。
2.頬に力を入れ口角を上げる
1.の状態から、口角を思いっきり上げる。
頬の位置が上がり、筋肉を使っている
感覚があればOK。
これで1分間キープする。
【楊さちこ先生のプロフィール】
1961年大阪生まれ。南京中医薬大学。
中医美容教授・中医学博士。
日本と香港・中国のアジアンコスメブームに火をつけた第一人者。アジア各地において商品開発から美に関するトータルプロデュースを手がけるほか、各地において美容セミナーを開き、「楊さちこ式美容メソッド」「脱ファンデーション」を伝え、幅広い年齢層の男女から絶大な信頼と支持を得ている。
楊さちこのアジアンビューティースタイル公式サイト
Repeque®-レピーク
http://www.yo-sachiko.com
香港ときどき海外発!
中医学博士・楊さちこの『アジアンビューティまっしぐら』@アメブロ
http://www.asian-cosme.asia