【香港】新生活入居・ペット・引越事情まとめ一覧

2020/09/13

世界一家賃が高いと言われる香港。その香港でも住まいをサポートしてくれる日系不動産業者や引越業者がサービスを展開している。物件の探し方や注意点、香港特有のトイレ下水の逆流など、住居に関するトラブル、ペット可のマンション、ペットを香港に連れてくる、または日本へ連れて帰る場合の手続きやライセンスに関してもご紹介!


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まずは、良くある香港トラブルの対策

ほかの大都市と比較すると治安が安定している香港でも、安全・安心な街だと考えて油断してはいけない。思わぬトラブルがいつ身に降りかかるかも分らない。そこで、水回りをはじめとする、日常で起こりがちなトラブルとその対応策を紹介しよう。

トラブルの多い水回り

香港では、住まいにおける水回りのトラブルが日常茶飯事。水回りのトラブルが起きたら、まずはオーナーやマンションの管理人に伝えて早急に対応してもらおう。よくある水回りトラブルをチェックしてみよう。

■トイレの逆流

ひどいときには汚水が居間にまであふれてくることも。原因は排水が追いつかなくなるため。日本のマンションでは、30階建ての場合、10階建ての場合より太い下水管を使用しているのに対し、香港では、建物の高さに関わらず同じ太さの下水管を使っているためだ。また、日本では逆流を防ぐため「ガス抜き」と呼ばれる空気抜きの管をつけるが、香港でこれを取り付けてある建物はごくわずかである。

 

■トイレの水漏れ

トイレの排水に海水が使われている住宅が多く、これが香港特有のトラブルの原因となっている。塩化ビニールでコーティングした配水管ではなく鉄製の配水管を使っている場合、海水でパイプがもろくなり、パイプの亀裂から水漏れすることがある。この場合、配水管工事が必要となる。海水が使われているトイレに日本製のシャワー洗浄付きトイレを設置する場合は、配管の工事から始めなければいけないため、専門家のアドバイスを受けよう。

 

■バスルームや台所の排水口詰まり

入居の際は排水口も点検しよう。バスルームの床には排水口が設けられている。しかし、ごみなどが詰まって流れないことがある。また、台所の排水口が油汚れなどによって、流れが悪くなっていることもある。入居後、水回りの掃除はこまめにしよう。台所の排水口の油汚れ対策には強アルカリ性洗剤がおすすめ。トイレはタンクの中の掃除も忘れずに。

 

■水漏れによる壁や床へのダメージ

給水管の水漏れが原因で、壁や床が痛んでしまうことがある。この場合も早めにオーナーに連絡を。水漏れを放置していた責任を問われ、修繕費を請求されることがある。

 

■その他

入居した際に、お湯は出るか、全自動洗濯機の水は出るか、などもすぐに確認を。新築マンションに入居したところ、お湯と水の配管を逆に取り付けてあった、洗濯機の裏にある水道の元栓が開いていなかった、という例もある。また、香港のマンションでは、各住居に水を止めることができる止水栓がないので気をつけよう。

 


知って防ごう!香港生活のトラブルトリビア

香港生活では、日本人にとっては「こんなことあり?」と驚くトラブルも多い。知っておくことで防げるトラブルもある。そんなトラブルをピックアップ!

1.引越しが多いのにはワケがある!

世界的に見ても香港の家賃の高さはトップクラス。この街では、住まいやオフィスの引越しだけでなく、店舗が移転するという話をよく聞く。それは家賃・店賃の値上がりで、移動を余儀なくされるためだ。契約更新時にオーナーから20~30%の賃上げを要求されることもザラ。「値上がりしているこの時期に売りたい」あるいは「もうそろそろリフォームしたい」というオーナーの個人的な理由で、更新を待たずに引越しを要求されることもあるらしい。土地が希少資産で不動産投資が盛んであることや、賃上げしても借り手に事欠かないことなどが要因としてあげられている。一方で、オーナーと入居者の賃貸契約では、解約可能となる期間前に立ち退く場合は、ペナルティーを要求される。契約の前に香港ルールを確認しておこう。

 

 

2.ガスメーターの数字は定期的に報告を

公共料金のうち、水道と電気は、実際の使用量をもとに請求があるが、香港のガス料金は「過去の使用量をもとにした見込み」で請求される。オーナーのガスアカウントをそのまま使って住む場合、前の入居者のガス使用量をもとに請求が続けられる。退去時に実際のガスメーターの数字と誤差があれば、その差額を支払わなければならない。つまり、見込み使用量よりも実際の使用量が少なければ「払い戻し」が受けられるが、反対に実際の使用量が多ければ「追加料金」を払わなければならなくなる。退去時に数千ドルの追加料金を取られた例もある。そうならないためにも、ガス会社に定期的にメーターの数字を報告しよう。ガス会社は定期的に訪問しているが、留守がちな場合は電話やインターネットで簡単にできる。

 

3.家に入れない!「ロックアウト」

香港の住居のドアは、オートロック式が少なくない。そのため、家の中にカギを置いたままドアを閉めてしまい、中に入れなくなったというトラブルが多い。夜、下着姿でごみを捨てに出て、閉め出されてしまったという笑い話もたびたび耳に入る。香港には24時間営業のカギ屋があるので、マンションの管理人に呼んでもらおう。鍵の種類や呼び出しの時間帯にもよるが、HKD500~1,000くらいかかる。香港では、マンションの管理人にかぎを預ける習慣はない。万が一に備え、会社や近所の知人宅に鍵を預けておくのもよい。郵便受けの中など、他人が出入りする場所に合鍵を置くのは避けよう。

 

4.窓からモノを落とさない!

物理の授業で、高い場所からモノを落とすとスピードとパワーが増すと習ったことを覚えているだろうか。高層マンションでは、住居の窓からモノを落とすと凶器になってしまうので注意しよう。例えば、窓掃除に使っていたモップ。それを誤って落としてしまい階下にいる人に直撃、大ケガをさせてしまうこともある。また、窓の留め金がゆるんでいて、力が加わった拍子に窓が落下する事故も少なくないので、普段から確認しておこう。まったくその逆で、マンションの窓から物を捨てる常識のない人もたまにいる。もし、自宅のクーラーの室外機などの上にいつもモノが落ちているようなら管理人に訴えよう。

 

5.大気汚染レベルは天気予報で確認

大気汚染について気になる人もいるだろう。香港では、大気汚染の規制に基づいて、大気汚染レベルを5段階で示した「API(Air Pollution Index)」を発表している。その日のAPIは天気予報などで確認できる。「低い(1-3)」「普通(4-6)」のレベルでは特別な対策の必要はなし。「高い(7)」のレベルでは、子供や高齢者、持病のある方は、屋外での活動を控えるほうがいいとされている。「非常に高い(8-10)」「深刻(10+)」では、健康な人も注意が必要となるが、香港ではこのレベルになることはほとんどないそうだ。

 

6.台風や大雨での被害

台風シーズンや雨の多い季節の前は、事前に窓やクーラーの点検をしておこう。窓の隙間やクーラーから雨水が吹き込み、家の中が水浸しになるケースがある。窓からの吹き込みが激しいときは、オーナーに相談を。窓の留め金がゆるんでいると、台風のときに窓が吹き飛んだり、強風で窓が割れたりして、部屋の中のモノが壊れたり、怪我をすることもある。

 

7.スリにご用心

香港では、外出先でうっかり気を抜くと私物がなくなっていたという話も多い。特にiPhoneはスマートフォンの中でも高価で人気が高いので、使っている人は注意しよう。日本人はスリへの免疫力が低いため狙われやすいと言われている。スリは単独犯だけでなく共犯者がいる場合もある。例えば、ある人はひとりで街を歩いていて女性の1人に日本語で話しかけられ、そちらに気を取られた時、別の男性が後ろからぶつかってきた。つまずきそうになった瞬間、その男性の手がカバンへ。いきなり雑踏で声をかけられた時は要注意だ。

 

8.強烈紫外線から肌を守ろう!

香港は一年を通して日本より比較的温和な気候。だが、紫外線がとても強いのでうっかり紫外線対策を忘れたり、長時間紫外線の当たる場所にいたりすると肌がかぶれてしまうことも。またバスや車の排気ガスで肌がかぶれることもある。編集部の友人の1人は、ハイキングに行ったとき、日焼け止めを塗っていたにも関わらず日焼け。それだけならまだいいのだが、肌が、赤く炎症を起こしかぶれてしまったという。勧められた市販のクリームを塗って一時は回復したが、かぶれがぶりかえし、なかなかよくならず…。結局は日本への一時帰国のときに受診し、よくなったという。

 

9.ココでは車が優先!

日本では歩行者優先だが、香港では車が優先らしい。横断歩道を渡っているときも、歩行者に突っ込んでくる車が少なくなく、特にタクシーはスピードを緩めることなく向かってくる。とはいえ、歩行者も歩行者だ。香港の道路にもちろん信号はあるが、車が来なければ渡っていいという考える人が多いようで、どんな大きな道でも車がこなければ平気で横断しようとする人をよく目にする。だが信号無視には罰金が科せられる。実際に罰金を払った歩行者もいるので注意しよう。

 


入居後のトラブル対処法

●洗濯機
洗濯機の下部にある排水パイプの清掃を1ヶ月に1度程度定期的に行うことをお勧めします。埃やゴミの詰まりが原因で脱水が上手くいかなくなることがあり、掃除をすることで故障を予防します。
※必ず「洗濯機専用の洗剤」を「適量」使うよう推奨します。大量の洗剤泡が溢れ出す漏水の原因になります。

●トイレ
トイレ用水には海水を使用している物件があるため、給排水管の消耗が早く水漏れの原因となるケースが多く見られます。また、排水管も日本に比べて細いため詰まりが生じやすくなっており、排水口へはゴミや髪の毛を流さないよう注意し、市販のゴミトラップの利用、定期的な薬剤による掃除をお勧めします。

●エアコン
1か月に一度のフィルター掃除の実施をお勧めします。こちらを欠かすとフィルターに埃が溜まり、エアコンの性能を落とすだけでなく「風の吹き出し口からの水漏れ」や「カビの繁殖」の原因にもなります。フィルター掃除を怠ったことで生じたエアコンの故障は借主の責任にもなりますのでご注意下さい。

●損害保険
万一、火災等を起こしてしまった場合、被害状況により家主や近隣住民への賠償責任が発生します。弊社では住宅保険にご加入頂く事をお勧めしています。また、家政婦(お手伝いさん)を雇っている場合、家政婦が病気やケガをした際の医療費をカバーする保険もあります。


 

【住宅選びのポイントと契約の手順】

◆間取りと面積
ワンルール(スタジオタイプとも呼ばれる)、1ベットルーム、2ベッドルーム、3ベッドルームが一般的で、ほとんどの物件にはベランダがありません。また、契約面積には公共部分も含まれており、室内面積は契約面積のおよそ80%前後とお考えください。入居されると日本よりは大抵狭く感じられるかもしれません。

◆賃料
物件ごとにオーナーが違う為、同じマンション内でも賃料にはバラつきがあります。内装の良し悪し、家具や家電の種類によって賃料も異なります。低層階よりは高層階の方が賃料が高くなる点は日本と変わらず、部屋からの眺めによっても価格が変動します。特に海を望むシービューは人気があります。

◆保証金(デポジット)
月額賃料の2カ月分が一般的で、退去時に問題なければ全額が返却されます。

◆賃料以外の管理費・税金など
①管理費:マンションの管理費用、エレベーターや公共部分の電気代など
②Rates(レイツ):不動産税。政府が設定した年間賃料(実際の賃料とは異なります)の5%を3カ月に1度、4期に分けて支払います。
③Government Rent(ガバメントレント):土地使用税

以上の費用は賃料に含まれるケースが多いですが、契約前にオーナーへの事前確認が必要です。なお、水道光熱費、電話代はテナント負担が一般的です。

【契約期間】
2年契約が一般的で、1年以内の解約は不可。2年目より2カ月前の通知で途中解約が可能という契約が大半です。

【その他】
◆家具
香港の賃貸マンションは家具・家電付きが一般的です。足りないと思われる物については不動産業者を通じてオーナーと交渉することを推奨します。

◆アフターメンテナンス
入居後のトラブルが最も心配な点です。全てオーナーとの相談事になります。お客様の立場でトラブル解決の交渉を行ってくれる仲介業者を選びましょう。

【物件案内から引越しまでの流れ】
物件ご案内→条件交渉→仮契約・手付金のお支払い(賃料1カ月分が一般的)→所有権などの確認・引き渡し前の物件確認(不動産代理店が担当)→本契約・契約金のお支払い(保証金+前家賃1カ月分(手付金)+印紙税や管理費などテナント負担分)→お客様により最終確認→引き渡し

 


ペットとの楽しい生活のために、

知っておきたい事・知っておくべき事

犬や猫を香港へ連れてくる、or 日本に連れて帰るために必要な手続きと、その流れ

DSC04911■犬猫は手荷物でなく貨物として香港へ
香港へ犬や猫を連れてくるとき、飛行機で手荷物(ハンドキャリー)として機内へ連れていくことはできないため、貨物としての輸送になる。航空会社に犬猫を連れていく場合の手続き等を確認しておこう。またブルドックなど鼻の短い短頭犬種は、高温多湿の環境下では呼吸困難や熱中症を起こしやすいため、航空会社ごとに受け入れを禁止する期間等を設けているので、要チェック。さらに、香港へは生後60日未満または妊娠4ヶ月以上だと連れて行くことができない。60日未満の場合は60日になるまで香港で係留される。

■日本を出国するまでに…
日本を出国するまでに必要な手続きは、マイクロチップ(MC)の装着、香港への犬猫の持ち込み許可を行なっている「香港漁農自然護理署(AFCD)」からの特別許可書の取得(6ヶ月間有効)、AFCD様式の健康証明書(出発前2週間以内、獣医師に書いてもらう)、予防接種(出発前1年~14日)、輸出検査申請書の空港の動物検疫所へ提出(出発前7日まで)だ。これらの手続きが済んでいれば、香港到着後に係留されることはない。しかし、書類に不備などがあると、係留期間が発生する。一連の手続きは煩雑なため、AFCDでは運送業者等へ業務を依頼することを勧めている。いくつかのポイントを整理しておこう。

■AFCDからの特別許可書の取得について
この特別許可書がないと、香港へ犬猫を持ち込むことはできない。許可書の申請書はインターネット等から入手できる。許可書発行の費用は一匹がHKD432で、複数の場合は、さらに1匹ごとにHKD102がかかる。この許可書発行の費用は現金の郵送による支払いは不可で、海外からは香港ドル建ての銀行手形での支払いとなる。AFCDが申請書と許可書発行費用を受領後、許可書を発行するまでに5営業日を要する。日本と香港で郵便物が行き来する時間も考えて、申請の準備を進めたい。

■日本vs香港のマイクロチップについて
日本でも香港でも検疫制度や条例により、海外から持ち込む(輸入される)犬や猫にマイクロチップ(MC)の装着が義務付けられている。チップの番号は、AFCD様式の健康証明書にも記載しなければいけない。
日本で農林水産省動物検疫所が指定するのはISO規格のチップだ。一方、香港ではAVID社製のチップを使用している。香港の空港でチップを読み取る時、AVID社製とISO規格以外のチップは読み取ることができない。この場合チップがついていないと判断されて、輸入が認められなくなる。また犬にはAVID社製のチップの装着が義務付けられているため、他のチップの場合は、香港到着後、AVID社製のチップが装着される。

■必要な予防接種について
日本から香港へ持ち込む犬猫に必要な予防接種は、犬が犬ジステンバー、犬伝染性肝炎、犬パルボウィルス、猫は猫汎白血球減少症、猫呼吸器疾患。また香港到着後、AFCDの検疫で犬猫ともに、もう一度狂犬病の予防接種を受ける。

■香港空港でのペットのピックアップ方法
香港空港では、普段あまりなじみのない貨物ターミナルへ行き、特別許可書や身分証明書等の必要書類を提示して、犬猫を空港のAFCD輸出部に届ける手続きをしてもらう。その後、AFCD輸出部へ。問題がなければ係留されることはない。

ペットと一緒に帰国■日本へ連れて帰る場合はどうすればいいの?
香港からペットを連れて帰る際の主なポイントは以下の通り。
1.  マイクロチップ装着が完了していること。
2.  2回以上狂犬病ワクチンを接種していること。
3.  狂犬病の血清中和抗体検査を終了していること。
4.  連れ帰り等に関する「届出書」を動物検疫所宛に提出していること。
5.  獣医師による狂犬病の臨床検査を受けること。

具体的な届出書や手順は以下のホームページで確認しよう!
くわしい情報はココでチェック!
◆在香港日本国総領事館
日本から香港・マカオに犬や猫を連れて行くには?
ウェブ:http://www.hk.emb-japan.go.jp/jp/20090114_discuss_jb.html
◆農林水産省動物検疫所
ウェブ:http://www.maff.go.jp/aqs/animal/index.html
◆香港漁農自然護理署(AFCD)※英語・中国
ウェブ:http://www.afcd.gov.hk

 


ライセンスについて
Dog Licence

香港では、生後5か月を超える犬を飼う場合、ライセンスを取得する必要がある。これは法律で定められており、規則を守らなかった場合は、HKD10,000の罰金が命ぜられるため注意したい。ライセンスの取得は、下記の政府機関または香港内の15ヵ所にあるライセンスセンターで行う。15分ほどで手続きは完了するが、HKD80のライセンス料が必要となり、その期限は3年で失効するため、3年後新しいライセンスを取得しなければならない。さらに譲ることもできないため、飼い主の交換をする場合や住所が変わる場合は必ず申告が必要だ。

くわしい情報はココでチェック!
◆漁農自然護理署 http://www.pets.gov.hk
〈新界地区〉
New Territories North Animal Management Centre
住所:13 Jockey Club Rd., Sheung Shui
時間:9:00~12:00、13:00~16:30(定休日なし)
New Territories South Animal Management Centre
住所:9 To Shek Path, Sha Tin
時間:9:00~12:00、13:00~16:30(定休日なし)
〈九龍地区〉
Kowloon Animal Management Centre
住所:102 Sung Wong Toi Rd., Tokwawan
時間:9:00~13:00、 14:00~16:30(定休日なし)
〈香港地区〉
Hong Kong Animal Management Centre
住所:688 Victoria Rd., Pokfulam
時間:9:00~13:00、14:00~16:30(定休日なし)


香港の動物保護団体

SPCA   香港で最も歴史ある動物保護団体、大切な命を守るエキスパート集団

SPCA(The Society of the Prevention of Cruelty to Animals 愛護動物協会)は1903年に立ち上げられた香港で最も歴史のある動物保護団体。病気や怪我で苦しんでいる動物の保護、動物保護法の整備の促進、避妊手術の促進、里親探し、そして適切な飼育をするための情報発信などを行っている。
動物保護の呼びかけも積極的に行っており、10月9日は動物をモチーフにした服やアクセサリーを身に付け、SPCAをサポートしている旨を表明する「第1回niform Day」の日としている。同イベントを通してHKD100を寄付することで限定のAniformDayブレスレットも貰う事ができる。気になる方は9日までにウェブから申込みをしよう。
歴史ある保護団体だが、運営はほとんどを寄付金に頼っている。寄付は随時可能で、さらに協会をサポートするSPCA会員となればペットの病気の際の診察や、一時預かり、グルーミング、しつけ教室の料金などが優遇代金で受けられる。可愛い動物を守る運動に参加したいけど、様々な都合から飼育はできないと考えている方は、まずはウェブから彼らの活動内容を見てみてはいかがだろうか。

The Society of the Prevention of Cruelty to AnimalsThe Society of the Prevention of Cruelty to Animals
(愛護動物協会)
ウェブ:http://www.spca.org.hk
SPCA会員費:年間HKD200から

 

SAA  可哀想な動物を救え!動物保護のためのチャリティー団体

動物保護を目的とした「SAA(保護遺棄動物協会)」のモットーは「Love  Animal, Respect Life, No Killing or Abandoning(動物を愛し、敬おう。虐待、遺棄反対)」。そのスローガンの通り、1998年の立ち上げ以降多くのペット動物を救い、香港最大の動物愛護団体として活躍してきた。
同協会の事業は、飼い主が経済的、健康的、あるいは住居の問題などでペットを育てることが困難になった場合に引き取ったり、里親を探したり、さらには動物血液のドナーデータバンクを作成したりなど、多岐に亘る。2005年には野犬増加に歯止めをかけるため「動物メディカルセンター」を設立。「Trap(捕獲)/Neuter(去勢)/Return(帰還)(TNR)」と呼ばれる運動に参加し、野犬去勢手術を促進してきた。また、動物ホットラインではペットの育て方、病気、振る舞い、さらには迷子になってしまったペットの相談にも乗り、飼い主の悩みにも親身に応えている。
同協会が現在保護している動物は約300匹にも上る。体に障害や病気を持っている動物は里親がなかなか見つからないため、寿命が尽きるまで同協会が見守っているそう。支援は月々HKD99から可能なので、動物保護を支援したいがどのような形で行ったらいいか迷っている方は、ぜひ一度ホームページを覗いてみよう。

Society for Abandoned Animals Limited
(保護遺棄動物協会)
住所:Section 1, Pak Sha Village, Kiu Hing Rd., Yuen Long
時間:水、金、土、日、祝日 13:00~16:00
電話:(852)2838-0633、 (852)2778-3988
ウェブ:http://Fwww.saa.org.hk


 

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