月刊スターツ通信vol.10

2020/02/05

2020年2月の不動産市場〜広州編〜

23ヶ国36都市に展開し、年間1,000社以上の企業相談を受け持つ不動産の専門家・スターツが、香港・華南地区の不動産市場を毎月解説。

第一太平戴維斯によると

　2019年7月～9月期では広州市甲級グレードオフィスで新しく供給されたオフィスはなく、オフィス賃貸市場では514.5万㎡の面積が供給されている。
広州市甲級グレードオフィスの平均賃料は2019年4月～6月期と比べて0.4％下落し、179.2元/㎡/月となる。全広州市での空室率は0.6％下落し3.7％。天河北のエリアの空室率はわずかに上昇傾向となっているが、他のエリアと比べた場合では継続して空室率は低く人気があるエリアとなっている。他の主要地区である越秀、琶洲、珠江新城のエリアでは新しい供給がないため空室率が減少している。

　各エリアの2019年7月～9月の平均賃料は2019年4月～6月期と比べて天河北は0.9％下落し172.5元/㎡/月、珠江新城は1.4％下落し203.2元/㎡/月越秀は1.3％上昇し143元/㎡/月、琶洲は1.4％上昇し152.5元/㎡/月となっている。

　今後の傾向として2020年は新しく供給される甲級グレードオフィスがあり、空室率は上昇傾向がある。そのため賃料はオフィスビルによっては横ばいから減となる可能性が高くなっている。

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