香港在住日本人主婦が綴るリレーミニエッセイ Vol.125

2019/02/20

フォトジェニック香港 Vol. 13

「キレイ」「カワイイ」だけがフォトジェニックじゃない!
カオスでグッドな「深水埗」!

 

最大のイベントである「旧正月(春節)」も終わり、日常も落ち着きを取り戻したところでしょうか?今年も月に1回、こちらのコラムで香港の魅力をお届けしてまいります。どうぞよろしくお願い致します。

香港にはキレイで煌びやかなところや、カワイイものもたくさんあって、本当にウキウキさせてくれますが、ごっちゃごちゃなところ、きったないものなんかも、わたしの心を惹きつけて止みません。

というよりも、そのギャップが香港の魅力なのだと感じます!

今日は、そんな場所の代表格である、「深水埗(サムスイポー)」をご紹介♡荃湾線で中環(セントラル)から7駅、尖沙咀(チムサーチョイ)から5駅と都心から近いにも関わらず、繁華街とは違う魅力を放つ場所。衣料品や電子機器の問屋街である「深水埗」を一言で表現すると、ずばり「カオス」。とにかくごっちゃごちゃしていておもしろいのです。

もちろん様々な素材がお手頃価格で手に入るので、問屋街をそのまま楽しむのもあり。ただ、わたしは、そのローカルな街並みと素敵なウォールアート、そして、美味しいスイーツを目的に訪れることが多いです。それでは、私的おすすめを!

 

 

① 玩具街(トイストリート)

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本来の名は「福栄街」。子ども用のおもちゃの卸売場で、「玩具街」として親しまれている。様々なおもちゃが頭上や足元を所狭しと並ぶ姿に大興奮。パーティーグッズや文房具まで何でも揃っているので、買い物も撮影も楽しい!また、シーズンごとに並ぶ商品がガラッと変わるため、密かに香港イチ季節を感じられる場所だと思っている。

 

② 萬風大厦

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「大南街」にある、カラフルワンちゃんビル。写真は、「鍾記大楼」という斜め向かいのビルの屋上から撮影したもの(奇跡的に中に入れてもらうことができた!)。可愛らしいアニマルモチーフと立体感に心惹かれる。この他にも、「深水埗」にはたくさんの魅力的なウォールアートが存在する。

 

③ 康瑞甜品

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16:00のオープン前から行列ができるほど大人気のスイーツ屋さん。このお店だけを目指して行くには、何とも中途半端なオープン時間だけれど、無性に食べたくなってしまうときがある。早めに行って、街歩きをして、ちょうど歩き疲れた頃に向かうのがグー。一番のおすすめは「特式仙草百配」。仙草ゼリーやタピオカ、芋圓(芋から作る団子)などが盛り盛りで、美味しいとヘルシーが共存したような一品。

 

 

④緑林甜品

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メニューの豊富さが半端ではない。王道から創作まで何でも揃っているお店。しかも、魅力的な組み合わせメニューや、自由度の高いトッピングにより、これもこれも食べたい!でも、2つも3つも頼めない!という欲張り精神にバッチリと答えてくれる。銅鑼湾にも店舗あり。

どうしても「紅豆粒(あずき)」も「蓮子(蓮の実)」も食べたくて、欲張りに両方のせ♡

 

 


Profile

Sayaのプロフィール
香港でカメラマンとして活動し、主に家族写真の撮影を行なっている。香港が大好きで、街歩きをしているときが至福の時間。趣味は、カラオケ、ヨガ、そして、もちろんカメラ。みつ子とにゃんこ先生の飼い主。つまりは、大の猫好き。2016年より香港で生活。
ブログ:photogenic-hk.com

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