目利きの銀次

沖縄県で飲食店を15店舗を展開する「みたのクリエイト」が運営する「目利きの銀次」。香港では昨年コーズウェイベイ（銅鑼湾）とテュンムン（屯門）の2店舗がオープンした。
同店では週に4回、その時々の旬の魚を築地より空輸しており、店内に魚屋の店頭さながら整然と並べられる様子は圧巻。そして自ら選んだ新鮮な魚を、自分好みの調理法でオーダーできるのが特長だ。料理長の楊さんは日本語が堪能なので広東語ができなくても心配ない。串焼きや焼き魚などの焼き物には備長炭を使用するこだわり。炭の特徴である香りや素材の旨味を最大限に引き出せるように努力している点が魅力的だ。オープンキッチンなのでカウンター席から調理の様子を見ることも出来、目でも楽しめるようになっている。
日本の店舗では沖縄に限らず全国の産地から取り寄せた野菜や鮮魚を中心に、津々浦々の料理を楽しむことが出来るが、香港の店舗では沖縄県の郷土料理を強く押し出すメニュー展開をしている。同店では沖縄のブランド豚「あぐー豚」を使った料理を現在4品提供している。「冷しゃぶしゃぶサラダ」はあぐー豚の素材本来の味を味わうことができるさっぱりとした一品。沖縄料理の定番「ゴーヤーチャンプルー」「豆腐チャンプルー」は外せない。ゴーヤーも沖縄県産なので間違いない！「超濃厚豚骨スープのしゃぶしゃぶ」は、その名前の通り豚骨スープにくぐらせる一風変わったしゃぶしゃぶ。しゃぶしゃぶした後にはラーメン投入で〆の豚骨ラーメンに。あぐー豚のエキスも加わり、より深い味わいを楽しむことができる。いずれもあぐー豚の特長である旨味のある脂を十分に味わうことのできる秀逸メニューだ。
同店では今後も沖縄のメニューを増やしていく予定ということなので、沖縄料理ファンは期待して良いだろう。月替わりの季節メニューや週替わりランチ限定定食（HKD45～98）も充実しているので、何回訪れても飽きることはない。また、ひとりで仕事帰りに、オリオンビールや泡盛をカウンター席で一杯、という方にも打ってつけ。
年内には3店舗目となるチムサーチョイ（尖沙咀）店をThe ONEにオープン予定。新店オープンに伴いグランドメニューも一新するということなので要チェックだ！

銅鑼湾店
住所：Shop P502, World Trade Centre, 280 Gloucester Rd., CWB
電話：+852-2895-0885
時間：12:00～14:30、18:00～22:30
屯門店
住所：Shop M-63, V City, 83 Tuen Mun Heung Sze Wui Rd., Tuen Mun
電話：+852-2878-7333
時間：月～木: 12:00～15:00、18:00～22:00
金～日、祝: 12:00～15:30、18:00～22:00
尖沙咀店
The ONEに年内オープン予定！