アウトドア特集6・獅子山・青山・ピーク・サークル・ウォーク

2014/05/07

晴れた休日、家族や仲間と汗を掻きに飛び出そう!

獅子山

香港の風景と名勝を一度に鑑賞 獅子山

香港人に馴染みのある、九龍の顔「獅子山」。九龍と新界を分ける峰だといわれ、山の形が獅子に見え、街や人々を見下ろし守っていると香港の人々に愛されている。人気ハイキングコースなので、道はきれいに整備されており、たくさんの木が植えられ、初心者や子供でも無理なく楽しめそうだ。
最寄のMTR駅は黄大仙だが、望夫石を訪れるコースは獅子山公園の入り口からスタート。登り始めてから約30分、ちょうどチムサーチョイ(尖沙咀)やセントラル(中環)、香港の景色が眺望できる場所に到着する。自然の岩が散らばっており、休憩するにはちょうど良いポイント。もう少し登ると、頂上または望夫石への分岐点となる香港回帰記念亭に着く。体力に自信がある人は頂上へのコースを挑戦してみては。手軽に楽しみたい人は望夫石へのコースがお勧め。分岐点から30分ほど行くと望夫石が見えてくる、岩から少し離れて眺めると「背中に赤ん坊をおんぶしている女性」に見えるらしい。ぜひ、自分の目で確かめてみて。石の位置するスポットからは沙田区の街並みを見渡すこともできる。

<コース情報>
難易度:★★☆☆☆(5つが満点)
スタート:獅子山公園
ゴール:ダイワイ(大囲)
平均所要時間:望夫石経由のみ 約2時間
距離:約6キロ
休憩所:香港回帰記念亭があるが、店も自動販売機もないため
水を持参して歩こう。

「香港三大登頂の難しい山」を征服しよう!青山

青山山の多い新界には、「香港三尖」と呼ばれる登頂が難しい山が3つある。その中の1つは屯門にある青山だ。500メートルを越える高さ、急峻な傾斜と自然のままの山道で上級者向けのコースとされている。
屯門の青雲LRT駅からスタートしよう。遠くから見ると、岩山であるためその容貌もかなり険しい。山麓にはブルース・リーの名作「燃えよドラゴン」のロケ地となる青山寺もあり、ぜひ見学してみては。ゆっくり寺院内を一周したらお寺の入り口に戻り、細い階段が目に入ったら登っていこう。最初の道のりはコンクリートで整備されており、手摺もあるのでゆっくり登りながら屯門の風景を味わえる。行政が整備する休憩設施は少なく、途中に一般の登山者が作った椅子が置かれている。山道は徐々に傾斜を増し、険しくなるので、休憩場所が見つかれば、そこで休息を取ったほうがいい。急な階段道を登ると、山頂稜線にたどりつく。頂上にある古い東屋で休憩、体力が少し回復したら、もう少し足を伸ばしてみよう。露台のような小さな石場があり、そこで海景を眺めることができる。
下りのルートは来た道を戻る以外に、黄金海岸、または蝴蝶湾から選べる。

<コース情報>
難易度:★★★★☆
スタート・ゴール:青雲LRT駅
平均所要時間:約3時間(休憩時間とお寺の見学時間を除く)
距離:往復で約6キロ
休憩所:途中に休憩所はない。水を持参して歩こう。

 

お手軽ハイキングで絶景と自然を満喫 ピーク・サークル・ウォーク

ピーク・サークル・ウォーク香港島の高台にある「ザ・ピーク」は、ビクトリア・ハーバーをはさむように林立するきらびやかな高層ビル群など、香港らしい風景を一望できる観光スポットとして大勢の人で賑わう。「ピーク・サークル・ウォーク」は、この香港らしい風景と、山々の自然を味わうことができるお手軽のハイキングコース。ピークのシンボルとなっている商業施設「ピークタワー」があるピーク公園の周辺をぐるりと一周する3.5キロのルートは初心者や家族連れにもぴったりだ。
まずはトラムやバスに乗ってピークへ。ハイキングはピーク・タワー近くのルガード・ロードからスタート。狭い崖沿いの道などを20分ほど歩くと、展望台に到着。そこからビクトリア・ハーバーの美しい風景を見ることができる。続いてハーレフ・ロードへ。木々に囲まれた道を歩くと、スタート地点に戻ってくる。少し歩き足りないという方は、香港大学を回ってセントラル(中環)へ戻ってみよう。また、Pok Fu Lam貯水湖まで歩くコースもある。
香港観光局のサイトによると、日没の90分ほど前からこのルートを逆に歩き始めると、香港島が夕焼け色に染まる様子を見ることができるそうだ。
<コース情報>
難易度:★☆☆☆☆
スタート:ルガード・ロード
ゴール:ハーレフ・ロード
平均所要時間:約1.5時間
距離:3.5キロ
休憩所:途中に休憩所はない。水を持参して歩こう。

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