公園に行こう特集2:専門的知識も学べる「香港湿地公園」など

2016/04/05

↓↓↓ まずは香港湿地公園の動画から! ↓↓↓

家族でも楽しめる湿地テーマパーク
街中に突如現れる湿原はまるで異空間!

香港湿地公園
(Hong Kong Wetland Park)

香港湿地公園天水囲(ティンソイワイ)の都市開発で失われた湿地帯の保護を目的として2006年にオープンした自然派テーマパーク「香港湿地公園(Hong Kong Wetland Park)」。61ヘクタールの敷地内にはテーマごとに分けられた展示物を閲覧できるビジターセンターの他、湿地保護区が併設されており、亜熱帯の湿地ならではの植物や生物を観察することができる。
当テーマパークの目玉は2003年に新界地区で保護されたワニの貝貝(プイプイ)。野生のワニとして突如出現した貝貝だったが、その後捕獲され、今では公園内の「貝貝之家」で飼育されている。当時から大変な人気を誇っていた貝貝の元には今でも子ども達が多く訪れており、同テーマパークの人気スターとして君臨している。
屋外の湿地保護区では亜熱帯地域の河口汽水域の塩性湿地に育つマングローブや、睡蓮のような浮揚植物、その下で暮らす貝やカニ、さらにはトンボや蝶を一年通して観察することができる。広大な湿地ではバードウォッチングをしている人達の姿も見られ、大都会にいることを忘れてしまいそう。小さな子どもから植物が好きな大人まで幅広く楽しめるテーマパークで、香港特有の植物や生物を観察してみてはいかが?
香港湿地公園Hong Kong Wetland Park(香港湿地公園)
住所:香港新界天水圍湿地公園道
電話:(852)3152-2666
時間:10:00~17:00(火曜日定休、旧正月元旦と翌日は休館)
料金:大人HKD30、子どもHKD15
ウェブ:http://www.wetlandpark.gov.hk/tc/index.asp

Hong Kong Park
香港公園

安全性にも優れた公園で思いっきり遊ぼう!

香港公園中環(セントラル)と金鐘(アドミラリティー)の間に位置する8ヘクタールの敷地に、1991年5月にオープンした香港公園は、自然の地形を利用したモダンなデザインと充実した施設が魅力。なかでも1000㎡にも及ぶ子供用プレイグランドは、6段階に分かれており、幼い子供から学校に通っている子供まで幅広い年齢層が楽しめる。地面をカーペットで覆い安全性にも行き届いており安心して遊ばせることが可能だ。
また、子供たちの教育にも役立つ植物や蝶などを展示した巨大な温室があるほか、バドミントンやバスケットボールなどが行える体育館、噴水や人工岩のある大きな池を設けたセントラルガーデンがあり、忙しなく働く大人たちの憩いの場としても活躍。さらに、毎週水曜日の早朝には、バードウォッチングが無料で開催されている。鳥のさえずりに耳を傾け、爽やかな1日の始まりを体験してみてはいかが?

香港公園
住所:19 Cotton Tree Drive, Central
電話:(852)2521-5041

●MTR金鐘駅C1出口から、香港公園の矢印にそってエスカレーターを上り徒歩5分。

Kowloon Park
九龍公園

フラミンゴと一緒に写真を撮れば運気アップ?!

九龍公園1860年頃、重要な軍事基地として使用されていた歴史を持つ九龍公園は、1970年6月に公園としてオープン。1989年には香港ジョッキークラブが多額な資金を投資し再開発が行われ、13.3ヘクタールの広大な敷地にさまざまな施設が誕生した。ミニサッカー場や、子供たちのプレイグラウンド、フィットネストレイル、体育館、スイミングプールといったスポーツ施設のほか、趣きのある中国式庭園、カラフルなバラが咲き乱れる庭園などがありゆっくりと自然を満喫することができる。
また、九龍公園と言えば、18種類以上の鳥が200羽以上生息するバードレイクが有名だ。注目は、ピンク色した大きなフラミンゴ。そのフラミンゴと一緒に写真を撮れば運気がアップするとかしないとか…。そのため、その噂をかけつけ観光で訪れる方も多い。バードレイクの閉園時間は、3月~10月が18:45、11月~2月は、17:45と短くなっているため注意したい。

九龍公園
住所:22 Austin Rd., TST
電話:(852)2724-3344

●MTR尖沙咀駅のA1出口すぐそば。
または、佐敦駅のC1出口から尖沙咀方面にネイザンロードに沿って徒歩約5分。

Victoria Park
維多利亞公園

世代を問わず楽しめる充実したスポーツ施設

ヴィクトリアパーク旧正月の花市で知られる銅鑼湾(コーズウェイベイ)にあるヴィクトリアパークは、1957年10月にオープンした歴史のある公園。2000年~2002年に大規模なリフレッシュ工事を行い19ヘクタールとなった同公園は、香港島の中で一番大きな公園としても有名であり、都会の中心部にありながらもその施設の多さに驚く。テニスコート、スイミングプール、バスケットボール、サッカー場とほとんどのスポーツ施設を網羅し、周囲を囲むように整備されたウォーキングトレイルやジョギングコースを設けている。その他、屋外の卓球スペースや、いつでも簡単にできるフィットネス広場、ローラースケートリンクも設置。世代を問わず子供からお年寄りまで楽しめる公園だ。
またスポーツだけでなくアートにも力を入れており、毎週日曜日と祝日の10時~18時の間には、写真や絵画などが展示されるアートコーナーが出現する。ぜひ家族で訪れてみて。

ヴィクトリアパーク
住所:1 Hing Fat St., CWB
電話:(852)2890-5824

●MTR銅鑼湾駅のE出口から、グレートジョージ通りに沿って進み徒歩約5分
または、天后駅のA2出口を出て左に進み約5分。

野鳥やマングローブに出会える
香港とは思えない?!自然保護区で癒されよう

米埔自然保護区
(Mai Po Nature Reserve)

実は、領土の40%を自然が占めている香港。米埔(マイポー)にある自然保護区は、約1500ヘクタールもある広大なエリアに、約300種類の野鳥、マングローブ、昆虫、小魚などが生息しており、まさに自然の宝庫。1995年には、ラムサール条約(水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)によって、保護区域に指定され、現在は世界自然基金(WWF)と香港政府に管理されている。
同保護区へ入場するためには、事前にWWF香港へ連絡を入れ、約3時間のツアーに申し込む必要があるので注意してほしい。当日は、ツアーガイドが同行し、ウォッチングポイントや自然教育センター等を案内してくれる。ガイドは英語、双眼鏡は無料でレンタル可能。
ラムサール条約の指定区域ということもあり、ツアー参加というスタイルでの入場となるが、足を運ぶ価値は充分にある。広大で豊かな自然は、心も体も満たしてくれるだろう。

【ツアー詳細】
開催日時:毎週 土曜・日曜・祝日
9:30、10:00、10:30、13:30、14:00、14:30出発
参加費用:120HKD(夏割:5月1日~10月31日の期間は、90HKDで入場可能)
対象年齢:4歳以上(18歳未満の参加者には、大人の同伴が必須)
催行人数:最大20名
注意事項:希望日の3ヶ月前から1ヶ月前までに、ツアーへの申し込みが必要。
ツアー申し込み先:http://www.wwf.org.hk/en/reslib/resources/forms/

住所:Peter Scott Field Studies Centre, Mai Po Nature Reserve, Yuen Long, New Territories
電話:(852)2471-3480
メール:publicvisit@wwf.org.hk
WEB:http://www.wwf.org.hk/en/getinvolved/gomaipo/

香港の自然遺産を満喫!
アドベンチャーな体験になること、間違いなし!

世界ジオパーク「世界ジオパーク」という制度をご存知だろうか。ジオ(地球)の自然遺産を守るため、ユネスコ支援のもと2004年からスタートした取り組みだ。現在では、33カ国120の地域が登録されており、香港も2011年に認定を受けた。香港のジオパークでは、「サイクン溶岩石」や「北東新界の堆積地層石」を見ることが出来る。今回は、オススメの2エリアを紹介したい。また、ジオパークを巡ることが出来る「西貢火山ツアー」なども開催されているため、興味のある方は、是非参加してみよう!

Serene and picturesque marine park
ダブル・ヘブン(印洲塘)と呼ばれる同エリアは、約1億8000年前から、火山の爆発によって形成された。火山活動が終わった後、2000万年以上をかけて風化・浸食を繰り返し、現在の景観を生み出している。穏やかな海と、牧歌的な景色に癒されるだろう。

アクセス:MTR大学駅のB出口から15分ほど歩き、馬料水(Ma Liu Shui)のフェリーターミナルへ。1時間半ほど乗船し、荔枝窩(Lai Chi Wo)で下車。

電話:(852)2555-9269
ウェブ:http://www.geopark.gov.hk/en_s4f9.htm

世界ジオパークPermian rock garden
マシーチャウ(馬屎洲)では、日本の「天橋立」のような風景を見ることが出来る。岩や砂の堆積で、2つの島が繋がり、歩いて渡ることが出来る。同エリアからは、古代の化石なども多数発見されており、香港の地学的な歴史を学ぶうえでも、重要な場所となっている。

アクセス:九龍バスの74番、もしくはミニバスの20Kに乗車し、鹽田仔(Sam Mun Tsai)で下車。馬屎洲(Ma Shi Chau)までは、およそ2km。
ウェブ:http://www.geopark.gov.hk/en_s4f12.htm

世界ジオパーク【西貢火山ツアー詳細】
西貢桟橋から乗船し、火山岩群のある糧船湾でのハイキング及びランチ、天后廟、吊鐘洲などを巡る約7時間のガイド付きツアー。

開催日時:要確認(集合時間:9:00)
参加費用:英語ツアー580HKD(含まれるもの:ガイド、乗船費、ランチ、保険)
催行人数:24~36名
お問い合わせ:(852)9060-3068
メール:info@earthfavorer.com
ウェブ:www.earthfavorer.com

Hong Kong UNESCO Global Geopark(香港ユネスコジオパーク)
ウェブ:http://www.geopark.gov.hk/en_s1g.htm

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