肌のトラブルにすぐ効くテクニック 楊さちこ中医美容学

2015/07/21

【お肌のテカリ】
よほどのオイリースキンでない限り、顔全体がべたべたしている方は少ないと思います。ほとんどの方が、Tゾーン(おでこと鼻の2箇所)にテカリを感じているはずです。理由は皮脂腺が集中していて、極端に皮脂分泌が多いからなのです。

テカリ対策のポイントは、洗顔と水分補給。朝、しっかりと洗顔をして、眠っている間に肌表面に出た皮脂や汚れを落としていれば、それほどテカリには悩まされなくてもすむはず。また、化粧水できちんと保湿していない肌は、よけいに皮脂分泌がさかんになってしまいます。なぜなら、水分が少ないと、体が肌を守るために皮脂と汗をどんどんつくってしまうからなのです。

肌のテカリをなくすテクニック
化粧水を冷蔵庫で冷やしておく
冷やした化粧水をコットンにしみこませてパッティングすることによって肌が冷えるので皮脂を抑える効果が。
冷やしたタオルでのパック
化粧をする前に、冷やしたタオルで顔全体をパックしておくと、肌が冷えて皮脂分泌が減少する。

【たるみ(垂れ顔)】
「顔の輪郭がなんとなくぼやけてきた。」これはたるみの前兆です。たるみを防ぐためには、肌細胞を老化に追いやる紫外線対策をきちんとしておくことが大切です。
もうひとつは保湿。化粧水等でこまめに水分補給するのが大切です。

マッサージのときに、おでこのたるみをとる方法
1.マッサージをするときに、親指を除く4本の指の腹を使い眉毛から髪の生え際に向かってプッシュしながら移動する。
2.目の下のたるみを取るアイクリームの使い方
アイクリームを塗るときに、中指のはらを目の下に当てて、目頭から目じりに向けて骨に沿ってス~っと、すべらせる。このときに髪の生え際まで滑らせるのがポイント。
【目のクマ】
化粧をしても隠れない頑固なクマ。その一番の原因は、睡眠不足と疲労。体が疲れていると目の周りの血行が悪くなり、目の下でうっ血します。これが皮膚を通してみると黒く見えるという訳です。ただ、最近はこの血行不良以外にも出てくることがあります。

クマの種類別対策
青グマ:睡眠不足や疲労が原因で目の周りの血行が悪くなり、目の下に血液がたまった状態なのでお風呂や、マッサージで血行を高めてあげると薄くなる。
茶グマ:紫外線を浴びたり、長時間メイクなど、肌に刺激を与えたことでできるクマなので、メラニンによる色素沈着がおきているので、美白化粧品で改善を。
ちりめんグマ:肌の乾燥によってできたシワが影をつくり、目の下を黒く見せている状態なので化粧水や乳液などコットンに化粧水をしみこませたものを用いて保湿ケアをしましょう。

疲れ目に効く・目のまわりのツボ
四白:瞳の真下でまぶたから指一本下がったところにあるツボ。
晴明:目頭のそばにあるくぼみで、押すと目の疲れをとる効果も。

 

楊さちこ

【楊さちこ先生のプロフィール】
1961年大阪生まれ。南京中医薬大学。
中医美容教授・中医学博士。
日本と香港・中国のアジアンコスメブームに火をつけた第一人者。アジア各地において商品開発から美に関するトータルプロデュースを手がけるほか、各地において美容セミナーを開き、「楊さちこ式美容メソッド」「脱ファンデーション」を伝え、幅広い年齢層の男女から絶大な信頼と支持を得ている。
楊さちこのアジアンビューティースタイル公式サイト
Repeque®-レピーク
http://www.yo-sachiko.com
香港ときどき海外発!
中医学博士・楊さちこの『アジアンビューティ
まっしぐら』@アメブロ
http://www.asian-cosme.asia

 

楊さちこ 本

◆著書のおしらせ
「全部やろう!」なんて思わなくていい――。綺麗になると決めた日に、1つだけ始めよう。美しさを日々更新するための98の美容実践術をまとめた中医美容学の第一人者が教える美人への“最初の一歩”『昨日よりも綺麗になる魔法の習慣』(光文社知恵の森文庫)発売中

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