冷えから守る生活を 楊さちこ中医美容学

2015/01/05

ぽけっとレピーク

冷えから体を守る生活を

気温が低下する冬は冬眠する動物もいるように、寒さからひたすら身を守る季節。この時期、体を冷えにさらしていると「気の巡り」や「血の巡り」が滞り、腰痛や関節痛、月経痛などの痛みが現れやすくなったり、免疫力が低下し、かぜをひきやすくなったりします。心にも不安やうつなどのトラブルが起こりがち。冬にこのような不調が起こる人は冷え体質かもしれません。次のことを意識し、体を温めましょう。体調が好転するのを感じられるはずです。

 

【代謝促進・体を温める食材を食べる】
こんにゃく、ショウガ、赤唐辛子、酢、ごま、タマネギなど。スープや鍋料理で頂きましょう。
【朝起きたらお湯を飲む】
冷水やカフェインを含むお茶は体を冷やすので、朝一番はお湯で内蔵を温め、代謝を上げましょう。
【関節を冷やさない】
中医学では関節は冷えやすい部位と考えます。「30歳過ぎたら肩、40歳過ぎたらひじ、50歳過ぎたら手首を出さない」ことが大切です。コートを着ていても薄着は厳禁です。
【下着をあなどらない】
お腹や首の冷えは、特に血流を悪化させます。だるさや腰痛、肩こりの原因に。腹巻きやスパッツなどの下着を着用するとスマートに保温できます。首はハイネックやストールなどでカバーしましょう。温めて脂肪をためない養生また、冬の体は寒さで消耗しないよう脂肪を溜め込みやすく、代謝を下げて省エネモードになる傾向に。冷えも代謝も下げるため、冬に太りたくない人は、特に前記の保温対策が有効なことを覚えておきましょう。体を温めることは、不調改善と肥満防止になり、一石二鳥です。ただし、冬に厳しい運動や長時間のサウナで大量に汗をかくのは不向きです。代謝が落ちているため体が元の状態へ戻るのに過剰な負担がかかります。ゆっくりお風呂に入ったり、ストレッチで体をほぐしたりし、体を緩めながら温めると良いでしょう。

冬・からだケア
◆寝る前にできる、簡単温めケア◆
おやすみ前におすすめの温めケアをご紹介。湯上がりには足先、手先を冷水に浸し、就寝時は指先のない靴下を履くと夜中も体を冷やしません。湯上がりに足先、手先を冷水に浸す(冷水シャワーでも可)と、毛細血管が収縮し、血行が良くなります。指先のある靴下を就寝時に履くのはNGです。寝ている間にかく汗がこもり、体を冷やします。指先部分を切った靴下や指先のないスパッツなどがおすすめです。
◆焼きみかんで、かぜ予防◆
みかんを丸焼きにして食べると、体はポカポカ。皮ごと焼くことで、ビタミンCもキープでき、かぜ予防にも有効な薬膳になります。作り方:みかんはよく洗って水気を拭き、アルミホイルに包みます。オーブントースターで皮が黒くなるまで焼きます。熱いうちに皮をむいて頂きます。

*焼き具合を確認する時、お召し上がりの時、やけどにご注意下さい
*みかんは胃腸を元気にし、体の乾燥を防ぎ、気の流れもよくします

 

楊さちこ

【楊さちこ先生のプロフィール】
1961年大阪生まれ。南京中医薬大学。
中医美容教授・中医学博士。
日本と香港・中国のアジアンコスメブームに火をつけた第一人者。アジア各地において商品開発から美に関するトータルプロデュースを手がけるほか、各地において美容セミナーを開き、「楊さちこ式美容メソッド」「脱ファンデーション」を伝え、幅広い年齢層の男女から絶大な信頼と支持を得ている。
楊さちこのアジアンビューティースタイル公式サイト
Repeque®-レピーク
http://www.yo-sachiko.com
香港ときどき海外発!
中医学博士・楊さちこの『アジアンビューティまっしぐら』@アメブロ
http://www.asian-cosme.asia

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