スポーツする女性を応援し続ける「NIKE Women」

2015/05/11

[ NIKE ]
今や知らない人はいないと言っても過言ではない「NIKE」。今回紹介する女性用のライン「NIKE Women」では、2015年、女性へ新しい挑戦とさらに輝いて走り続けてほしいという思いから、「#betterforit」広告を発表した。スポーツ界における女性の活躍と同ブランドとの広告の関係性を振り返ってみよう。
1972年「タイトルIX(男女教育機会均等法案)」が米国で可決され、学校ではスポーツも男女関係なく行えるようになった。そこでオレゴン大学のランナーたちがチェックマークのような新しいマークを特徴とした靴とTシャツを作成。これが「ブルーリボンスポーツ社」(NIKEの前身)の始まりであり、その靴は、ギリシャ神話に登場する勝利の女神から「NIKE」と名付けられた。
1978年、NIKEは女性にフォーカスしたライン「NIKE Women」を設立。女性限定として少し丸みをおびたラインが特徴のスニーカー「レディワッフルトレーナー」が登場した。
「NIKE Women」ナイキ女性   「NIKE Women」ナイキシューズ
1980年代前半まで、女性は長距離を走ることが困難と思われており、オリンピックの長距離種目は1500mまでだった。しかし、女性ランナー団体の働きかけにより、1984年のオリンピックから女性の3000m競争とマラソン競技が正式種目となった。1980年代後半、女性がさらに多くのスポーツに参加できるようになるにつれ、同ブランドは、女性アスリート向けの靴や服など幅広いジャンルの製品を製造するようになった。そして1995年、「If You Let Me Play」というタイトルの30秒のテレビコマーシャルではアスリートを新しい角度から紹介、米国で1995年ベスト広告の1つにも選ばれた。
マリア・シャラポア氏が初めて広告に登場したのは2006年のこと。彼女の競争心とフェミニンで品のあるメッセージが注目を浴びた。そして2008年には引き続きシャラポア氏や他の若いワールドクラスの選手たちにハイライトをあて、女性アスリートの身体と心の強さを描いた。
2012年、「タイトルIX」の40周年を記念しスポーツで活躍する女性を祝福。その後テニスグランドスラムで初めてアジア人女性として勝利を手にしたLiNa氏を広告に起用し、中国人アスリートの新しい時代への願いと成功を祝ったのだ。
今日、同ブランドは国境を越え、女性アスリートの成長をサポートし続けている。「#betterforit」は、ブランドの歴史を紹介し、全レベルの女性アスリートたちを称賛した。これからもスポーツ界においての女性の活躍と同ブランドのさらなる挑戦に期待したい。
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NIKE
ウェブ:http://www.nike.com

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