現地スタッフにも喜ばれる!【日本みやげ】
仲のいい香港人にお土産を探すとき、何を渡せばいいか悩む人も多いのでは?
もちろん、東京ばな奈や白い恋人など空港でも手に入る有名菓子や、キットカットやブラックサンダーといった定番のチョコレート、酒好きさんへの地酒などは、誰しも喜ぶ日本みやげと言えよう。
しかし、毎度同じでは受け取る側も、贈る側も、飽きてしまうもの。いつもとはちょっと違ったお土産で「この人センスある!」と思わせよう!
もらって嬉しい!贈って喜ばれた!日本みやげ
地元の銘菓
香港人も弱い「限定」の文字
北海道限定などと書かれたお菓子も、そこらじゅうで手に入る香港。ただし、それほど有名でない地方のご当地スイーツは出回ることが少ないので「限定」の二文字に弱い人には喜ばれる。
また日本の食に触れる機会が多い香港では、あまり好みを気にし過ぎなくても大丈夫。抹茶味もわさび味も受け入れられることが多く、煎餅やわらび餅、ゴマ味のお菓子も人気が高い。ただし納豆は苦手な人が多いので、茨城県出身者は気を付けて。
伝統工芸品
若い世代にもまだまだ人気!
20~30代であっても日本びいきな香港人には、寄木細工やうるし塗りの箸など伝統工芸品や、風呂敷、手ぬぐいといった日本らしい製品をおみやげとしてもらいたいという人も多い。また日本でもその土地でしか買えないようなアクセサリーや置物を欲しいものにあげる人も。食べ物に限らず、ご当地限定は人気が高い!
文房具
性能もデザインも高評価!
ホチキスや鉛筆削りなど、使いやすく耐久性に優れ、おしゃれなものも多いと日本の文房具は人気。また折り紙も、キャラものや和柄など種類が豊富で、小学校低学年頃までのバラマキおみやげとしておすすめ。
お守り
縁起ものは大好き!
縁起もの好きな人が多いので、地元の神社で手に入れたお守りなどは受けがいいよう。実家が神社仏閣のおみくじを印刷する仕事をしており、香港のお年玉である利是(ライシー)と一緒に渡したらとても喜ばれたという人も。
食品サンプル
もはや日本の伝統技!
日本の技術として広く知れ渡った食品サンプルは、いまでも注目度が高い。日本ならではの細部までこだわる再現性の高さが評価されているようで、若い世代にも男女問わず人気。
香港在住日本人や日本ツウの現地スタッフなどにはこちらもおすすめ!
朝市で仕入れる! 冷凍して持ち込む!
鮮魚・和牛肉
朝市で仕入れた鮮魚を発泡スチロールに入れて持ち込む人や、刺身や和牛肉を冷凍して持ち込む人など、なかなかのツワモノも。
毎日食べるものだから何よりもありがたい!
日本米
どのスーパーでも買えるとはいえ高価なので、美味しい日本米を贈られて喜ばない日本人家庭はいないはず。重量はあるものの、頑張る価値のあるひと品。
日本人には唯一無二のあの味
ミスタードーナツ
日持ちはしないので贈り先直行に限るが、あの懐かしい味をどうしても食べたい!と思う日本人や日本ツウは多い。冷凍して持ち込むというミスド好きもいるくらい、唯一無二の国民的スイーツ。
香港人に聞いた!贈っちゃダメなの!? タブーギフトの真偽
中華圏の人への贈り物にはいくつかタブーがあるという話を聞いたことがある人もいるのでは?
はてさて、現代の香港人はどうか?真偽のほどを聞いてみた。
死を連想!?
掛け時計・置き時計
「時計はダメかな。」(30代男性)(20代女性)(40代女性)
「若い人には問題ないと思う。昔の人は気にするかもね。」(30代女性)
「掛け時計はNG。でも若者なら全然平気じゃないかな。」(30代女性)
「掛け時計(置き時計)を贈る」という発音が「最期をみとる」という意味の発音と似ているためタブーといわれている。若い世代なら問題ないと考える人もいるものの、贈り物にはしないほうが無難かも。ちなみに腕時計は発音が違うので問題なし!
涙を思い起こす…
ハンカチ
「ハンカチは問題ない。日本でダメって聞いたけど!?」(30代女性)
「ハンカチは大丈夫。」(20代女性)(40代女性)
涙を連想させるため縁起がよくないとされるハンカチ。香港のトイレには殆どの場合、ペーパータオルが設置されているためか使っている人をあまり見かけない
が、贈り物にしても問題ないという人がほとんど。
発音が離別の意味
傘
「傘は大丈夫。」(30代女性)(30代男性)(40代女性)
「傘はダメだね。」(20代女性)
中国語で離れるという発音と似ているためタブーともいわれる傘も、編集部調べではOKという人が多かった。
妻への不義を表す?
緑色の帽子
「これはダメ! 香港や中国では、日本の運送会社もトレードマークの緑の帽子の色を変えているよ。」(30代女性)
「香港だけじゃなくて中華圏全部でダメだね。」(30代男性)
香港政府観光局が「香港人の男性に緑色の帽子を贈ることは、妻子に対する不義を意味するため、注意する」とアナウンスしている通り、こちらは中華圏全体で世代を問わず今でもタブーのよう。確かに緑色の帽子はあまり見かけないかも。
相手を拘束するのだとか…
ネクタイ
「問題ないよ!」(30代女性)(30代男性)(40代女性)
首を絞めて相手を拘束するという意味があることから、中華圏では恋人以外の人に贈ってはいけないともいわれるネクタイは、香港では問題ないと考える人が多いよう。
タブーではないが嫌いな人が多い!?
こし餡
「月餅や飲茶にもこし餡を使ったものがあるし香港人にも馴染み深いと思う。」(30代女性)
「日本のあんこは甘すぎて苦手。」(40代女性)
タブーではないが、中華圏を含め外国人には不評とよく耳にするこし餡。小豆を使った香港スイーツは定番で、ヘルシーな食べものとして捉える人も多いが、つぶ餡はいいがこし餡は苦手、日本の餡は甘すぎるから苦手とする人もいるよう。