関西弁超訳論語「親子会話編」日本語学校(八田真太)

2013/12/18

関西弁超訳論語「親子会話編」

「僕はこれを学んだ!」

親、特に父親は自分の息子、娘と打ち解けて話すことはなかなか難しいのではないでしょうか。どうして母親とはあんなに気さくに話しているのに自分とは気兼ねなく話してくれないのだろうか?そんな世のお父さんの嘆きが聞こえてきそうです。娘にとって父親というのは異性第一号であり、自分のこれから出会うであろう異性の判断基準にもなるものです。また、あまり父親と仲良くなり過ぎては他の男性への興味が薄れてしまうという無意識の防衛本能が働き父親とは距離を置こうとするものです。また息子にとっては父親というのは『永遠のライバル』に他なりません。生きる指針であり、越えなければならない目標でもあるのです。しかし、息子は一生掛かっても自分の父親に勝つことはできません。息子が父親に『勝つ』唯一の方法は父親がある時、そっと息子を『勝たせる』ことです。何かを決める時息子の意見を聞き、それに従ってみる。息子の決定に意見するのではなくそのままやらせてみる。いつまでも息子を意識して道を譲らなければ息子とのよい関係を築くことはできないかもしれません。逆に子供もそんな親を理解し、努めて笑顔で話すようにすれば親ともよい関係を築けるかも知れません。今度会った時は是非自分の両親に笑顔で話し掛けてみてください。

関西弁超訳論語 大阪弁訳

関西弁超訳論語「親子会話編」各種訳

日本語学校(八田真太)

八田真太(HATTA SHINTA)
1977年神戸市出身立命館大学卒業後、単身中国広州に渡り日本語学校を設立。広州市柔道協会日本人顧問、広州日本語教師連絡会会長等。雲南省に「雲南省恵
民郷八田希望小学校」寄贈。好きな言葉は「人間万事塞翁が馬」。近著に「孔子がもし関西人だったら?」というコンセプトで「論語」を関西弁風にアレンジした「関
西弁超訳論語(アールズ出版)」が全国の書店にて絶賛発売中!
ブログアドレス:http://schoolcity.jp/koucyou
Eメール:hatta_shinta@joyful-net.com

 

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