広東語挑戦5 実体験に基づくテキスト「GEOS(ジオス)」セントラル・ホンハム

2015/06/09

GEOS

クリス先生1クリス先生のクラスでは先生独自のオリジナルテキストが使われているそう。
これは毎回クラスメイトの「こんな時は何と言えばいい?」
「こんな言葉を言われたけど、それってどんな意味?」など広東語にまつわるさまざまな疑問をもとに作られるもの。
香港生活の今を切り取った活きた教科書のようです。

第5回
みなさまネイホウ。
広東語講座を受け始めて2ヶ月が経ちました。もちろんペラペラとしゃべれるようにはなっていません。
けれど、街を歩いていると耳が拾う単語やフレーズは少しずつできてきました。その一つに「ジェジェ、ンゴーイ(すみません、どいてください)」があります。意味を教わったレッスン直後にこの言葉をエレベーターで言われ、「こんなにすぐに復習の機会があるなんて、これは広東語を勉強せよという神のお告げに違いない!」と胸が高鳴りました。が、それも束の間、立て続けに電車でも言われ、ナニカ違うゾと。どうやら私は戸口に立ちがちで、みなさまのジャマになっていることが多いようなのです。なんて勘違いな私。
さて、気を取り直してー。前回はクリス先生の授業で特徴的なボイスレコーダー活用法についてお伝えしましたが、今回は“オリジナルテキスト”についてお伝えしたいと思います。
いわゆる印刷された教本は一切使っていない先生のクラスでは、毎回のトピックスはクラスメイトの最近の出来事や、生活シーンで感じた疑問から作られていきます。近々のレッスンではマッサージに行って来たというクラスメイトのKさんのこんな質問から広がりました。
「マッサージを受けている時、とっさに『痛い!』と言いたくても言葉が出なくて。広東語ではなんて言うのでしょう?」
「そんな時は『䬞呀~!好痛呀~!』と言えばいいですよ」と感情たっぷりにクリス先生。さらにマッサージに行った場合のシナリオを想像しながら使えるフレーズを教えてくださいました。
「もう少し弱く押してもらいたいなら『唔該細力D』、強くだったら『唔該大力D』、ちょうどいい気持ちよさなら『而家啱啱好,好舒服!』。“啱啱”はjustの意味です。それと、師父、つまり“マッサージしてくれる人”にここを揉んでほしいと直接伝えるなら『唔該按䏆度』と言えばバッチリですね」ちなみに足裏は「脚底(geuk dai)」、全身は「全身(chyun san)」と言うそうです。
実体験を基に作っていくテキストは言わずもがな実践的なフレーズばかりな上、グラマーもしっかりと押さえられています。そして何よりも、クラスメイトの体験を追体験しながら身近な香港の楽しみを改めて知ることもできるのが醍醐味です。

瀬戸未来
香港在住4年目。2児の母。「広東語がしゃべれたら」の波が何度となく押し寄せるも、重い腰が上がらないまま経過。この春より次女の小学校入学を機に一念発起し講座を受講。趣味は料理。香港の家庭料理と中医学に興味を抱く。

クリス先生2講師:クリス・ウォング
香港大学日本語学部卒業後、宇都宮大学に留学。GEOS講師歴8年。趣味はウィンドサーフィンとピアノ演奏。J-pop好き。お気に入りアーティストはGLAYとMr.Children。
ブログ(kurisukantongo.wordpress.com)で香港を広く紹介。

中環校(セントラル校)
TEL:2504-0220
(香港駅C出口、中環駅B出口より徒歩5分)
E-mail:centralhk@geosasia.com

紅磡校(ホンハム校)
TEL:2362-9991
(紅磡駅C出口目の前Metropolisショッピングモール8F)
E-mail:hunghom@geosasia.com

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