風水の奥義を行く!第85回 正印があるだけ儲けもの、の巻
中国で生まれ五千年以上の歴史ある風水。
ここでは香港の伝統的な風水をご紹介しながら風水の奥義に迫ります。
◆夫婦愛に恵まれる◆
朝のスタートがスムーズだと良い一日が迎えられます。駅に着いたらすぐに電車に乗れたとか、信号待ちが少なくて済んだとか、朝のできごとがスムーズだとちょっとラッキーです。そして、朝のドラマが元気印だと、その日一日がウキウキします。
現在放映中の「まんぷく」もそんなウキウキするドラマです。長谷川博己さん演じる萬平さんが製塩業をする際にも、栄養食品「ダイネイホン」を発明する際にも、即席ラーメンを開発する際にも、安藤サクラさん演じる奥様が夫の仕事を手伝うだけではなく彼を励まし、彼の働きやすい環境を作り、時には売り込みをし、彼のヒントになるようなきっかけまで作っています。このドラマを見てウキウキするのはきっとこの二人の夫婦愛がベースにあるからなのでしょう。
◆夫婦愛の決め手となる日支に注目◆
四柱推命では、オギャアとこの世に生まれた時の生年月日と生まれた時間でご自身のエネルギーである「日干」とその下にある「日支」が決まります。この日干は全部で10通り、日支も含めると全部で60通りあります。このドラマの萬平さんのモデルである安藤百福さんの場合は以下の通りで、彼の日干は「田園の土」のような「己(つちのと)」、日支は「巳(へび)」です。
安藤百福様 西暦1910年3月5日戌時生まれ(生時推定)
年 庚(陽金) 戌(陽土・戊辛丁)
月 戊(陽土) 寅(陽木・甲丙戊)
日 己(陰土) 巳(陰火・丙戊庚)
時 甲(陽木) 戌(陽土・戊辛丁)
「通変星」という10パターンあるエネルギーの何が日支に相当しどのような状況にあるかで、相手がどのようなパートナーで、どのような夫婦になるのかが決まってきます。
ちなみに「通変星」とは、自分と同じエネルギーである「比肩」、「劫財」、自分のエネルギーを消耗することで生まれる「食神」、「傷官」、自分のエネルギーが剋することによって生まれる「正財」、「偏財」、自分のエネルギーを剋す「正官」、「七殺(日本では偏官)」、自分を生むエネルギーの「正印」、「偏印」のことです。
◆孟意堂風水的「日支」を深読みする奥義◆
安藤百福さんは日清食品の創業者。即席ラーメンやカップヌードルを生み、宇宙食ラーメンを開発し、進化し続けてきた方です。
彼の日支「巳」は彼にとって「正印」にあたります。しかも、この日支はお日様のように明るくパワフルです。そして、物事に対する欲望が強く、好奇心が旺盛で、知ることに喜びを感じるエネルギーを持ちます。
彼のようにエネルギーが強めの方にとって正印は良い働きをしないと考える方もいるようですが、この日支にある正印はパートナーだけでなく周囲の人も一生において支えてくれる働きをする、と孟意堂は考えます。日支に「正印」や「偏印」がある方は、まともに受けると痛い思いをする正官・七殺のエネルギーをこの正印が吸収してくれます。つまり、人生の中で辛いことやどん底だと思うようなことがあっても、パートナーや周囲の人が力になり、それによって壁やどん底から打ち勝とうと努力し、前を向いて歩くパワーを持つのです。
彼は人としてビジネスマンとして多くのキーワードを残していますが、夢を叶えるためのキーワードとして「まだ無いものを見つける。なんでもヒントにする。アイデアを育てる。タテ、ヨコ、ナナメから見る。常識にとらわれない。あきらめない。」という言葉を残しています。一度や二度の失敗で夢を諦めるような選択をせず、前を向いて歩こうとするパワーを持ち続けたのはこの正印が日支にあったからでしょう。
日支に「正印」や「偏印」がある方はそれだけで儲けものです。
彦坂 久美子
<プロフィール>
名古屋市出身中国古代からの知恵である風水に魅かれ、著名ブランドが認めた風水師デビッド•ソー先生の弟子として無常派風水に師事。易経を含めた玄学に長年携わり、漢五派第七十三代嫡系・孟意堂として住宅、事務所、店舗等の風水、開業や引越し、結婚等の日取りの選定、四柱推命で人生の様々な問題やニーズに対応している。著書に「金運を引き寄せる孟意堂風水(廣済堂出版)」がある。
孟意堂
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