読むだけでママが笑顔に「ままサプリ」連載 第65回 好きを邪魔しない

2018/02/06

「自分で洋服を選びますが、変な組み合わせなので困っています。」
「虫が大好きで昆虫をたくさん捕まえてくるので困ります。」
などと悩んでいるお母さんがいます。

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困っているのは誰ですか?お子さんですか?お母さんですか?
まずは、誰の問題かをはっきりさせましょう。
これは明らかにお母さんの問題ですね。
世間体や常識を気にしたお母さんの問題。
お子さんは何も困っていない、むしろ楽しんでいるので、やめる必要がありません笑
お母さんが「洋服は自分に似合った色を2~3色にまとめてセンス良く着こなすもの。」
「昆虫は臭い、汚い。そして世の中の役に立たない。」という価値観を持っています。

もしも、娘さんの奇抜なファッションが雑誌に取り上げられたらどうでしょう?
もしも、息子さんが昆虫博士となり、人類に役立つ細胞を発見し、ノーベル生物学賞を受賞したならどうでしょう?
今の世の中10年後には半分の職業が消えると言われています。
だから今の常識は10年後の非常識になるかもしれません。

お母さんの価値観や常識は、お母さん自身がこれまで生きてきた経験値の枠を出ません。
アインシュタインはこう言っています。
「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう」
「相対性理論」など優れた理論を打ち立てたアインシュタインも当時は世間の常識や、周りの人の狭い価値観の壁に遮られる日々でした。
これは現在も変わりません。
いや、変化の速度が速くなっている現在、これまでの常識と新しいものを受け入れる力、両方の調和がこれまでよりもより強く求められる時代なのだと思います。

子供には常識がありません。
なので幼い頃に興味を持ったもの、熱中したものは遺伝子レベルで書き込まれた素質、「才能のタネ」であることが多いのです。

洋服に興味があるお子さんは将来モデルやデザイナーになるかもしれません。
昆虫が好きなお子さんは将来生物学者になるかもしれません。

大人にとっては意味のないことでも子供の無限の可能性に繋がることがあるものです。
ワクワクした気持ちをたくさん体験した子供は、自分の「好き」が分かります。「好き」を知っているということは、自分の生きる道を見つけやすくなるのです。
子供が熱中していること、一緒になってワクワクしてみませんか?

Kyou氏

Kyou氏 プロフィール
海外で3兄弟を育てる中、人を育てる一大事業に頼れるものが何もないことに疑問を持つ。
現在上海ママたちに心理学、統計学、コーチングなどを基にした「ままサプリ」展開中。香港にて講座開催中♪

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