風水の奥義を行く! 2017年も金運を引き寄せる!孟意堂風水、の巻
中国で生まれ五千年以上の歴史ある風水。ここでは香港の伝統的な風水をご紹介しながら風水の奥義に迫ります。
◆財神を迎える方法教えます◆
新年あけましておめでとうございます。この一年が皆様にとって健やかで明るい一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
物事は最初の滑り出しが肝心。
はじめ良ければすべて良し。年の初めはその年の重要な鍵を握ります。これまで金運の悪かった人も好調な人も必見!「迎財神(財神を迎える方法)」つまり、とっておきの金運開運法が今回のテーマです。
香港では、毎年旧正月の元旦(新暦2017年1月28日)に様々な神様がやってくると言われています。2017(丁酉)年の暦によると、北西からは喜神が、西南からは貴神が、東南からは財神がやってきます。財神は、旧正月になると街角によく貼られているポスターに見られる、じゃらじゃらの金銀財宝を嫌味なく見事に着こなしている、福々しい神様ですね。
旧正月の元旦に財神は東南の方位からやってきます。東南に玄関や窓がある方はそこを開けて財神を迎えると良いでしょう。吉とされる時間を選び、お住まいから東南の方位に向かって歩き、自分の名前・住所を名乗り、なんとなく財神を迎えた感触を得たら家に戻ってくるのです。
また、毎年旧正月の五日(新暦2017年2月1日)は財神の誕生日で、その日に財神を迎える方法も信仰されています。この日は南の方位に財神がいらっしゃるので、南に向かって財神を迎えます。その際には、ローソクとお線香、りんごやオレンジなどの果物、お茶、お花、お菓子、紙で作られたお札・元宝、と言った財神へのお供え物を用います。
◆風水で金運を引き寄せる方法 ◆
風水で金運を引き寄せる方法は1つだけではありません。
たとえば「福星貴人」というのもあります。
福星貴人というのは、長寿にも衣食住にも恵まれ、生活するのに十分な金運に恵まれるエネルギーです。以下の表をご覧ください。生まれた日が丁酉の方や戊申の人はもともと生まれ持って福星貴人に恵まれている人です。今年は「丁(ひのと)の人」が福星貴人に恵まれることでしょう。
福星貴人の宿る方位、というのもあります。
福星貴人の方位は、それぞれの日干の人にとって大事な金運の場所です。
一番良いのはそこに座り、その場所を活用することです。たとえば、丁の人は酉(真西)の方位がそれにあたります。そこに貔貅(ひきゅう)や象の置物などの金運を吸収する物を置く、あるいは大黒様などの縁起の良い神様にいてもらうのも金運を招くには有効です。
◆孟意堂的金運を引き寄せる風水の奥義◆
結婚した相手の家族の財産を自分の財産であるかのように奪ってしまったり、オレオレ詐欺のように長い年月をかけて人が蓄えてきた財産を汗もかかずに奪ってしまったり、人の誠意を踏みにじってオカネを騙し取ったりと、オカネのことで起きる問題は実際のところたくさんあります。許しがたい案件も多々あります。しかし、オカネの力に目がくらみオカネの奴隷になってしまった人には財神も風水も味方してくれません。
そもそも風水の金運とは、自分が苦労したり汗をかいて得る「正財」と、世の中のおカネを使ってそれを増やしていく「偏財」とがありますが、偏財と前述の方法とは意味が全く違うのです。「点石成金(その石に触れると金に変わる)」の言葉のようにオカネに誠実である人に財神は味方し、使って意味のある金運を与えてくれるのだと信じています。
迎財神の方法は民間信仰の色彩が強いものの、やっていて顔がほころび楽しくなります。この一年のふところがなんとなく豊かになるような気がします。風水は何はともあれ、目に見えないエネルギーが相手です。目には見えないけれど生き生きとした良いエネルギーを新年にしっかり取り入れること、これが前向きな香港の人たちが行なっている「迎財神」の本当の意味なのだと思っています。
彦坂 久美子
<プロフィール>
名古屋市出身。中国古代からの知恵である風水に魅かれ、著名ブランドが認めた風水師デビッド•ソー先生の弟子として無常派風水に師事。易経を含めた玄学に長年携わり、漢五派第七十三代嫡系・孟意堂として住宅、事務所、店舗等の風水、開業や引越し、結婚等の日取りの選定、四柱推命で人生の様々な問題やニーズに対応している。著書に「金運を引き寄せる孟意堂風水(廣済堂出版)」がある。
孟意堂
<問い合わせ先>
住所:Rm. 2201, Tower 2, Times Square, 1 Matheson St., CWB
電話:(852)9841-6366
ファックス:(852)2961-4800
電子メール:kumiko6ring@gmail.com
ホームページ:http://mannidou.com
フェイスブック: mannidou