陸・水にハラハラの連続。ラオス交通機関

2015/06/29

ラオス交通機関陸に水に、ハラハラの連続?!
ソーンテウ、VIPバス、スピードボート…
Fromラオス交通機関

ラオスのドキドキ交通機関を紹介しよう。
まずはソーンテウ。小型トラックの荷台に座席を取り付けた簡易バスで、特に地方で大活躍している交通機関だ。一般的に発車時間が決まっておらず、満員になったら出発するものが多いのだが、満員近くなると最後尾にしがみついて乗ることになる。これがスリル満点。山道で運転が荒いドライバーに当たると振り落とされかねない。実際私の友人はそれで大きなケガを負った。腕力に自信のない方はちゃんと座席に座りましょう。
続いて、1ベッドをふたりでシェアするVIPバス。ルアンパバン-ビエンチャン間の夜行便などで見られる長距離寝台バスで、シングルベッドより小さいサイズの寝台をふたりで使用し、隣の方と腕の触れ合いを通してなま暖かい交流が楽しめる。隣が大きな外国人だととても窮屈になるし、臭いが強い方だとそれはもう大変。乗り込むときの「いったい隣は誰なのか」というドキドキ感がたまらない。地元の方と話をする絶好のチャンスでもある。
ラオス交通機関2
そしてスピードボート。船というのは普通水を裂くように進むものだが、あるスピードを超えると船体が浮き上がり、跳ねるように滑走する。これをプレーニングというのだが、自動車用の強力なエンジンを使ってプレーニングさせて進むのがスピードボートだ。スピードは驚異的で大幅な時間短縮が可能だが、岩に乗り上げたりカーブし切れなかったりといった事故も起きている。ヘルメット着用は伊達ではない。
最後に、ちょっと誇らしいドキドキを。ビエンチャンっ子の足として活躍している緑色の公共バス。
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よく見ると正面とサイドに日本の国旗と“From the People of Japan” の文字。実はこれ、日本の無償資金協力により贈られたもの。日本政府ではなく「日本の人々に」と書いているところに、ラオスの人たちの心意気を感じる。(『テイスト・オブ・ラオス』編集部)

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