会いたい時に、ここにいないあなたへ

大切な友人の訃報が届きました。
つい数ヶ月前まで連絡をとっていたので、私にとっては突然のことでただただ驚き放心状態でした。

彼女が体調を崩し、田舎暮らしをするようになり、「夕陽が綺麗だよ」と送ってくれた画像を見ながら、
2人でお互いの田舎暮らし自慢をしました。

「私たちは行きたいところに行けて幸せだね」
「夕陽が綺麗と思える時間と心のゆとりがあってよかったね」

あの時の会話が最後になりました。

あの時たしか移動中で、でも何故だかとても声が聞きたくなって隙間時間で通話したことを「あの時話せてよかった」と真っ先に思ったのです。

あの日の彼女は、迷いがなくてとても幸せそうで、
その「想い」や「念」のようなものをしっかりと私の中で受け取ることができたのです。
それは私にとっては確かなもの。

生きてるとそりゃあ色々ありまして。
朝まで泣いたり笑ったり、話し続ける彼女の横で、
うつらうつら寝ちゃったこともあったっけ。
寝てる私に喋り続けてた彼女に
「私より上手がいた！」と悔しかったのを覚えてます（笑）

友人の訃報を受けるのはこれで3人目。

1人は長くアメリカにいて、亡くなってしばらくたってからお母様からの連絡で知りました。
もう1人は数十年ぶりにみんなで集合したのが最後でした。

同じタイミングで命を受け、同じ地球で出逢えて、魂を交流させた。
最近これは奇跡なんだと思うようになりました。

私は昔から上辺だけの会話が苦手。
社交辞令やお天気のお話抜きで、最初から「この前の話だけどー」ってやるので

「kyouさん、まだ始まったばかり！」って言われてしまいます（笑）

もしかしたら前世で、何かを言い残して命を落としたことがあるのかも？と思うほど、
私の灼熱トークはお墨付き。
その点では、彼女と私は似たところがありました。

「今この人と！」と思えばいつでもどこでも通話しちゃう。
各方面にご迷惑をおかけしているかもしれません。

でもね。
本当に。
今回は。

あの時のあの交流があるから。
彼女らしく突然でちょっと驚いたけど
大丈夫。

最後までよく頑張ったね。

ああ、そうそう。
あなたの愛したご子息がとても逞しく動いてくれています。

あちらでまたチャーミングな大きなお口を開けて、
大笑いしながら待っててね。
またいつか魂が交差するその日まで。

 Kyou氏 プロフィール
海外で3兄弟を育てる中、人を育てる一大事業に頼れるものが何もないことに疑問を持つ。現在上海ママたちに心理学、統計学、コーチングなどを基にした「ままサプリ」展開中。香港にて講座開催中♪
zets_ppw@pocketpage.com.hkまでお問い合わせください。

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