パワースポットで エネルギー吸収!

2014/06/05

天后(ティンハウ)のパワースポット「大坑蓮花宮」数々のパワースポットを持つ香港。黄大仙や車公廟は外国人にも有名な場所だが、ここ「蓮花宮」はローカルの間で根強い人気を有し、知る人ぞ知る聖地だ。近年、食の街として知られる大坑に位置し、建立されたのは1863年、既に150年以上の歴史がある。

巨大な石の上に建てられたこのお寺。なぜ「蓮花宮」と命名されたのだろうか。その昔、この場所の蓮の花に腰を下ろした観音菩薩が姿を現し住民たちに恵みを与えたことで、その感謝の気持ちを伝えるため、このお寺を建て蓮花宮と名付けたという。本堂は上から見ると八角形の蓮の形を模して作られており、中国の建築技法と香港の文化が混ざりあっているそうだ。一番の見どころは天井に刻まれた龍の模様。毎年、中秋に行われるお祭「大坑舞火龍」に出てくる火の龍が描かれており、祭りの際に無数の線香で作られる龍の眼もここで点火される。

拝観に訪れる人は比較的少ないようだが、おみくじがよく当たるという情報や、願い事が叶ったという噂を聞いた編集部は早速訪れてみた。初めて中国式のおみくじを引いたが、みくじ箋の入った大きな杯をどれほど揺らしてもなかなか出てこない。やっとの思いでおみくじを手にするも、書かれているのは香港人でも読めないほどかなり古い言葉...。内容が気になる方はお寺のスタッフに聞いてみることをおすすめする。ただし、編集部も友人も「上(日本の吉らしい)」を引いたので、細かな内容は理解できなくても上機嫌だった。

さらに友人のおすすめで「擲筊(ポエ占い)」をやってみた。日本では珍しいが、道教寺院が多い香港ではおみくじのほかによく知られた占いの1つだ。二枚貝を割ったような形の2つの堅い石を床に投げて、落ちた状態から自分の行こうとしている方向が正しいのか間違っているのかを占うというもの。もし一方が丸く膨らみもう一方が平らなら「その方向へ進んでよし」、逆なら「諦めなさい」という神様の指示らしい。チャンスは三回まで。蓮花宮を訪れて神様の「イエス」をもらおう!

大坑蓮花宮
アクセス:MTR天后駅のB出口を出て銅鑼湾道を沿って徒歩約5分、
左を曲がって蓮花宮西街に入ってすぐ
開放時間:8:00~17:00(年中無休)

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